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寝顔
ヤる気は正直言うとあった…
まなを俺の家の前で見つけ何をされたんか悟った時から正直言うとヤりたくてしょうがなかった
まなに他人の痕が付いとることに腹が立ってしょうがなかった
でもまなが怖い思いしたんやろうしそこでがっつくほど理性のきかんわけでも無い(オレは理性の効く方やとおもっとる)
まながなんだかんだ言って甘えてくれるんは嬉しかったし介抱するのも苦やなかった
でもあんなメールを送ってきたアイツらはもう許さん
元から許すつもりなんてなかったけど…
隣ですーすー寝息を立てるまなを起こさないようにまなのスマホを取る
スマホにはロックがかかっていたちょっと考えてから「1226」と打ち込む
開いた……
ククッと漏れる笑いを殺しながらスマホを弄る
ロック番号自分の誕生日とかもうまならしくって………
「……ん…?………ぎん?」
「まだ夜やで…寝とき」
「…………ん…」
さりげなくスマホを隠してまなの頭を撫でる
まなはまたすぐ寝息を立てだした
首元の噛み傷や腕の痣が目につく
「……………」
そのままあのメールを開く
「………ッチ…」
怒りがふつふつとわいてくる
とりあえずそのメールをオレに転送してまなのメールは削除する
「………大丈夫やから…」
「………んー、ふふっ…」
頬を撫でると笑いながらすり寄ってくる
…………かわええなぁ~
起きとるときの素直じゃなくてそれをがんばって変えようとしとる感じもかわええけど
素直に甘えてくるのもかわええ
アイツらの事も頭の端に入れて
まなの頭を撫でながらオレも眠りについた
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