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幸せ

遠くでチャイムのなる音が聞こえる ………あ…授業… 戻ろうと思ってたのに居心地が良くてあったかくて気持ち良くて急激な睡魔に襲われる ……………ここ…気持ちいいなぁ…落ち着く… 銀の匂いがしてそこに顔を押し付ける 「フフッ、まな、くすぐったい」 銀の声が聞こえる… 髪をかき分けて銀が頭を撫でてくれる 幸せだった… 翔さんの…内海先輩の言うとおりだった…少し素直になるだけで良かった… もっと早くに気づいて意地なんて張らないで言っておくべきだった 昨日苦しそうにでも綺麗に笑ってた内海先輩の顔が浮かんだ… まだ先輩の事を思うと少し胸が痛かった…… 銀が俺の名前を呼んで再度撫でてくれる じわっと涙が滲んだ …………今日だけ…もう一日だけサボっちゃってもいいかなぁ… 「……銀…」 「………何?」 「……好き…」 「オレも好き、大好き」 体中ふわふわして幸せだった

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