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銀の誕生日 後日談
「あ~…まだ腰いてぇ…」
銀の誕生日からちょっとたって学校が始まった
まだ腰が痛んで尻がひりひりする
クラスの奴は休み中にどこに行ったとか宿題がどうだとかそんなことを離してるけど参戦する気にはなれない
「学?おはよう、どうしたの?」
「あー…健斗…」
休み自慢から戻ってきた健斗が俺の前に座る
「学は休みどうだった?旅行楽しかったね、おれはね~猛とお祭り行ったしね~あと…」
「腰が…痛い…」
「…あぁ…」
健斗が苦笑いを浮かべてる
こいつらそういうことあれ以来してないのかよ…
って言うかこいつ初めての時もさして辛そうじゃなかったし…俺なんてはじめどうしようもなく痛かったのに…
「…………背縮め…」
「なんで!!ひどい!!」
そのまま椅子に体を預けてボーっとする
そのとき隣からわっと声が聞こえてきた
「えっ!!頬付彼女いんの!?」
「!?」
ビクッとして銀の方を向く
まぁ人垣のせいで銀は見えなかったけど…
「なんで言わねえんだよ~」
「別に?聞かれんかったし?」
話し声に耳を傾ける
心臓がバクバクなってた
何やってんだよ!!!
「え~頬付クン彼女いるの~」
「ヤダヤダ~」
「なぁなぁ?可愛い?可愛い?」
「めっちゃかわええで?」
「!?」
「照れ屋でやきもちやきやけど甘え好きでかわええ」
「へぇ~独占欲強いんだ、キスマークめっちゃついてるもんな~」
「!?」
「ええやろ?」
「うっわ、ノロケかよ!!」
…………調子乗ってあんなにキスマークつけるんじゃなかった…
「写真とか無いのかよ」
「ん~あるけど見せん」
「なんだよそれ~」
「だってめっちゃかわええもん、なぁまな?」
「!?」
銀に群がってた連中が一斉に俺の方を向く
その奥で銀がにやにや笑っているのが見えた
「杉田クン、頬付クンの彼女見たことあるの!?」
「どんな子?身長は?顔は?胸は?」
「っえ…っや、ふ、普通…?」
「普通ってなんだよ」
「もっとあるだろ!!かわいい系とか清楚な感じとかお姉さん系とか」
「っていうか頬付の彼女とか絶対可愛いだろ」
「あ、おい!!杉田もキスマークついてる!!」
「杉田も彼女もちかよ~」
「な、かわいい?どこまでした?キスマークついてるってことはもうヤった?」
「っや、ちょっ…銀!!」
いきなり大人数に囲まれて焦っている俺を見て銀は大笑いしてた
あいつ絶対許さん!!!
こうして銀は17歳になりました
【銀の誕生日 終わり】
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