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ウェイターとウェイトレス
「でねーおれウェイトレスやるの」
「え、ウェイトレスっすか…?」
「猛ほっとけよ…こいつウェイターとウェイトレスの違いわかってないんだよ」
次の日、校舎裏で猛と合流して昼飯を食っていた
猛のところはクレープを焼くらしい
猛が…クレープ…
「猛のところも行くから割引券頂戴?」
「え、あ、はい…」
二人とも並んで同じ弁当を食べながら仲良さそうに食事をしている
…………それに比べて……
「まな~なんで怒っとるん?」
「…………」
「無視?無視するん?」
「…………」
「なぁ~まな~杉田学さ~ん?」
「…………」
「いっつもえっちするときにキスねだる学さ~ん?」
「!?」
ダメだ…こんなのに反応してたらまた調子乗られる…
「旅行のとき自分からやろうよぅって全裸で擦り寄ってきて散々えっちなことして潮まで…」
「わぁぁあぁあぁぁあぁぁぁぁああ!!!」
「おっと…」
「やめろよ!!」
あわてて銀の口をふさぐ
ほんとなんなんだよ!!こいつ!!
「ねぇ、猛、潮って何?」
「……さ、さぁ?」
「ねぇ、学、潮って…」
「聞くな!!」
「潮って言うんはな、気持ち良くなった時に…」
「答えんな!!」
銀の口を強く抑えたら銀がそのまま後ろに倒れてしまった
バランスを崩してしまって思わず銀の上に倒れ込んでしまう
自分が銀を押し倒す体勢になってしまったことに気づいて手を離して離れようとしたら銀に背中と手を押さえられて動けなくなった
「…っは、離せよ!!!」
「…………」
「…っひ!!っや、やめっ!!」
銀がいきなり自分の口を覆っている俺の手を舐めだした
手の平や指の間をゆっくりと舐めて指の先をチュッと音を立てて吸い甘く噛まれる
何も言わずに薄く開いた目でこっちをじーっと見ながら手を食み続けるのが何ともエロかった
ゾクゾクした感覚が背中を這う
「っや、ぎん!!やめっ…」
銀の赤い舌が指の間から見え隠れしている
腰に腕が回ってて動けないし手を引っ張っても銀の方が力が強くて動かないしでどうしたらいいかわかんなくなってきたところで銀の舌が止まった
「また無視したらこれやるから」
「!?」
「教室で」
「!?」
「返事は?」
「しません…」
「よし」
銀から解放されて頭を撫でられた
銀はめちゃめちゃ笑顔だったけれど俺は釈然としないままだった…
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