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まなと一緒ならええよ
クラスはもうカフェ決定みたいな空気でもうメニューやら衣装やらなんかの話をしていた
のに…
「え~オレウェイターいややわ~」
クラスがまとまりかけてた時に銀がそんな事言いだした
なんなんだよ!!お前は!!
「え!?頬付そこをなんとか…」
「いややわ~めんどい」
「ちょっとでいいからさ、ちょっとで」
「え~ちょっと?」
「ちょっと!!立ってるだけでいい、いやむしろウェイターの衣装来て「2‐3」って看板下げて歩いてるだけでいい!!」
「う~ん…?まなと一緒ならええよ?」
「………は?」
は?何言ってんだ?
クラス全員が俺の方を向く
………え…
「杉田!!やるよな!!」
「つかお前ら仲良すぎだろ~」
「杉田くんも案外モテるしなかなかいいんじゃない?」
案外ってなんだ!!
俺がいない間にどんどん話が進んでいく
ここで断らないとホントにウェイターなんて目立つ役回りになってしまう!!しかも銀と!!
「っや、俺やるとは…」
「やるよな!!!」
「……………」
「いいか、学、もしここでお前がやると言えば頬付はウェイターやってくれるんだ、そしたら自動的に女性客がっぽがっぽ、収入がっぽがっぽ、グランプリ100%だ、打ち上げだって豪華に焼肉なんかに行ける、でももしお前が断ったら頬付はやってくれないんだ、わかるな、わかるよな!!!グランプリがお前の言動にかかってるんだ!!!謹んで発言しろよ…」
「……………やります…」
「学やってくれるって!!」
「「「お~!!!」」」
クラス内で拍手が巻き起こる
くっそなんで俺がこんな…あんなの脅しだ…
隣に目をやると銀がにやにや笑っていた
「がんばろな?まーな?」
またはめられた…
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