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青組

「え~おれ赤がいい~」 「オレも赤がええ~」 「…………そんな事言ってもしょうがないだろ」 銀と健斗が青い鉢巻を手にしてブーブー文句を言う 3組はの色は青だ 1組が赤、2組が白、3組が青、4組が黄色で5組が緑だ 「なんか青って中途半端やもん」 「青に謝れ…」 「縛ってもいまいちエロさに欠けるし…」 「…………」 ………聞かなかったことにしよう… 「あ、でもまなのサッカーのユニフォーム青やし……」 「わぁ!!!やめろ!!!!こんなとこでそんなはなしやめろ!!!」 もうこいつほんとに知らん… だんだん疲れてきた 「まなのチア楽しみにしとるで」 「ッ~~~~!!!」 銀が俺が持ってるチアの衣装を撫でながら言った くそ… これもさっき渡された物だった 俺は明日自分の競技の時以外はこれ着てないといけない 気が重かった… 衣装の入った袋にはチアガールの服はもちろんご丁寧にぽんぽんと髪飾りスパッツなんかも入ってた ……無駄に細かい… 健斗をちらっと見ると貰ったチアの服を篠田先輩に自慢してた 「お~健斗似合いそう~」 「似合う?先輩おれ似合う?」 「お~似合う似合う、後で着て見せてくれよ、写メとるからさ」 「わかった!!」 健斗はいろんな人にチア服を見せて回ってた なんであんなノリノリなんだよ… くそ…皆イキイキしやがって… 「明日これで猛応援するよ!!」 「いいねいいね~スカート思いっきり短くしてやったらいいと思うよ」 「ほんとう?じゃあそうする!!」 ………篠田先輩、猛いじるときの銀と同じ顔してる…… ちらっと銀を見ると銀も篠田先輩と同じ顔でこっちを見てた 「……まなもスカートめっちゃ短くしや」 「はぁ!?誰がそんな…」 「あれ?ご褒美は?約束よな?」 「……くっそ…」 「ふふっ、膝上30cmな」 「!?」 ホント不安だ…

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