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クリスマスおまけ お酒とプリン

「たけるぅ、たけるぅ…ねっ?ねっ?シよ?えっちしよ?」 「……先輩、いい加減にしてください…」 「今日の猛、意地悪!!キライ!!」 「……………」 先輩に嫌いって言われた…… 「猛もしたいくせにぃ…」 「オレは…その、酔った勢いでとか…したくない、だけです……」 「いつもしてないじゃん!!」 「それは時間も場所もないからで…」 先輩の方を向いた時、突然ちゅっとキスされた 全裸の先輩がこっちを見上げてにんまり笑う しまった……見ないようにしてたのに……… 先輩がオレの首に腕をまわして体重をかけてくる 「ねっ?ねっ?えっちしよっ?」 先輩がこてんと首をかしげて頬付先輩みたいな顔をして言った こうなってしまったのは少し前…… 「ふぇ~ん、しずちゃん先輩に猛がふあふあ取ったっていうからぁ!!!」 「どうぞごかってに……」 頬付先輩の家の机を片づけながら紺庄先輩に適当な返事を返してた ………先輩たち、もう今日はこっち来ないだろうし…片づけて…あ、でも飲み物とか、置いといたほうがいいかな… 頬付先輩の部屋の方から変な声が聞こえた気がしたけどなかったことにする 残り物…家だったらタッパとか入れて冷蔵庫入れとくけど頬付先輩の家そう言うのないし… あ、そもそも取っとかないのかな…じゃあ捨てちゃったほうが……でも、もったいないなぁ…… まだそれなりの量の食べ物が残っていた もう一回ちゃんと作り直したら我が家で一食分持ちそうなぐらい…… あ、そうだ…じゃあ明日の朝食べたら…でも、先輩たちそういうのどうするんだろう…… 机の上の皿や食べ残しをキッチンに運びながら考える さすがに、その…そういうのの後だと学さんこういうのは重いかな…いちようボリュームのあるものばかり作ったし… でも、この鳥、皮剥いで一回お湯に通してから使ったら鶏雑炊とかできるか… そしたらきっと食べれるだろうし…そうしよ… そうやっていつも通りに取っとくものと捨てるものなんかを分けて行った 紺庄先輩はまだ「ふあふあぁ~」っていってびゃーっと泣きながら駄々を捏ねてた 理沙をしかって何か没収した時と雰囲気が似てる… ………もう絶対先輩に酒は飲ませない…… そう決めた 「たけるぅ…おねがぁい、ふあふあ飲みたいのぉ…作ってぇ?」 「ダメです」 「やぁだぁ!!ふあふあ、ふーあーふーあー!!!」 「足にしがみつかないでください…」 オレの足にしがみついて酒をねだる先輩を引きはがして片づけを続けた 「ふあふあぁぁぁぁぁ」 「もう!!!」 残り物の中にあった瓶に入れて作ったプリンと水を先輩のとこまで持っていく 紺庄先輩がいっつもうちに来るたびに作ってくれって頼むやつだ ホントはもう今日は紺庄先輩甘い物食べ過ぎてるし夜だから食べさせたくないんだけど…… 「あ!!プリン!!プリン!!」 「ほら、先輩、まず水飲んでくださいそしたらプリンあげますから」 先輩はおとなしく言うことを聞いて水を飲んでくれた 約束通りプリンを渡すと先輩はおいしそうにむぐむぐっと食べた 「もう今日はこれだけで我慢してください」 「…………」 「今度またプリン作ってあげますから」 「………わかった…」 「ありがとうございます」 先輩の頭をくしゃくしゃっと撫でると先輩は気持ちよさそうに目を細めてくれた ちょっといつもよりほっぺたが濃いピンク色でかわいい その後も先輩は一生懸命瓶の中のプリンを掬って食べていた ………ホント理沙と一緒…… 先輩はプリンを食べ終わると今度はソワソワしだした

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