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キスの味

まなから貰った箱を開けると中にはトリュフが4つ入ってた それを口に運ぶ あ…ビターチョコ… ちゃんとオレが甘いの嫌いなの覚えててくれたんやなぁ… まなはまだベットの端でぶすくれてる ふぅっと軽く息をついて部屋に置いてあった紙袋を持って来た オレかてまなにチョコレートぐらい用意しとる ちゃんと前雑誌でまながおいしそうって言ってたとこのを買った 「まーな?」 「………」 「ほら、あーん?」 「…ん!?」 持って来た袋から取り出したチョコレートをまなの唇に押し当てた まなは初めはびっくりしてたけどおとなしく口を開いてもぐもぐしだした 目がキラキラしとる… まな、甘いもん好きやもんな 「もう一個いる?」 「……ん…」 ちょっとだけ機嫌がよくなって口を開けてもう一個ねだってきた あーかわいすぎ… 「はい、あげる…」 「ん!?んー!!」 今度は口にくわえたまままなにキスした まなはじたばたして舌でチョコレートを押し返そうとする そうやってお互いの口の間で転がしてるうちにチョコレートは溶けてしまった まなが赤い顔をして目をパチパチしてる 「んーあっま…」 「…ア…う…」 まなは言いたいことはあるみたいだけど出てこないみたいだった 「まな?このチョコな?キスの味って名前なんやで?」 「!?」 まなの顔がまたカーッと赤くなる 「キスの味…した?」 「!!」 まなはもうこれ以上ないんじゃないかってぐらい顔を真っ赤にした後ベットの上にあった布団を引っ張って顔を覆ってしまった そんなまなに寄って抱き寄せる 耳まで真っ赤やった 「ふふっ…じゃあ?せっかくまなもオレのために準備してくれたんやし」 「ひぅ!?」 「こっちもいただこうかな?」 「あ…やぁ…」 くいっとまたまなの腰に回ってる布を引っ張るとへにゃんっとまなの体から力が抜けた こればっかりはちょっと志波に感謝かもしれん… まながぷるぷる震えてオレを見上げてくる これはいただかんわけにはいかんよな? ペロッと舌なめずりした

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