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ずっとだれよりも

結局あの後ゆっくりとながーい間繋がってた 俺は頭がふわふわしててほとんど覚えてなかったけど銀は何度も俺の名前を呼んで頭を撫でてたくさんキスしてくれた気がする とにかくすごく幸せで満たされてるっていう気分だった 銀は今朝俺を抱いたままいろんなことを話してくれた 静香さんが家に来てどうだったかとか、ずっと前の静香さんとまだ付き合ってた時の話とか、金さんとの話とか そうやって二人でのんびりしてフロントでカードキーも返してそのホテルに隣接してた喫茶店で遅めの朝ごはんを食べて昼すぎぐらいに帰って来た 帰って来たって言っても銀の家にだけど… 銀に促されてエレベーターに乗る なんだか今までと同じように一緒にいるだけなのに嬉しかった 「まーな♥」 「……なに…?」 「手、かーして?」 銀がニコニコして俺に右手を差し出している いつもの調子に戻ってくれてそれが一番嬉しかった でも照れくさくって顔が赤くなるからつい素っ気ない態度になる 「……公共の場だぞ……」 「んー、でもまなと手繋ぎたいなぁって?」 「………」 「まーな、お願ーい」 「……ち、ちょっとだけだからな……」 「ふふっ、まな大好き」 「……うるさい…」 銀に握られた手が熱くてなんだか恥ずかしい その後も銀はなんだかんだいろいろ理由を付けられて話せなくて手をつないだままにしてた 手をつないだまま銀が部屋のカギを開けるのを眺める でもカチャってドアが開いたかと思ったら突然グイッと部屋の中に引っ張りこまれてドアの閉まる音がしたときには銀に抱き締められてた 銀がはぁって吐く息が耳にかかってぷるっと身震いする 「まな、好き…」 「………」 「だーいすき…」 銀はそう言ってクンクン俺の匂いを嗅いだ 嬉しそうな声で俺を大事にしてくれているように体を撫でながら耳元でささやく 「……俺、も…だよ…?」 きゅっと銀の服の袖を握ってそう返す 銀が耳元でフフッて笑った声が聞こえた 「まーなっ…」 「………」 銀が俺を玄関の壁に押し付けて顔を寄せる 昨日あんなにしたのに… 「銀…昨日もした、から…」 「だーめ…」 銀の顔がより近づいてきてきゅっと目をつむった 正直まだ頭の中でいろんな感情がふわふわしててしてもいいかななんて… そう思わなくもなかった 「あ、銀帰ってくるの遅かったね、おかえり」 「……は…」 「………?」 もう銀と俺の唇の距離が5cmもないぐらいの時に良く知った誰かの声がかかった

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