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第47話
「大和ぉ、今日休みなん?」
「ああ」
「明日は?」
「明日も…休みだな。確か」
「ほんま!?じゃあさ!なあほんまお願い!」
「ん?」
「セックスしよ!」
朝起きて、ダラダラしてると俺の上に乗ってきた八神がそう言って俺の服を脱がそうとしてきた。
「や、めろ!!…あのな、するにしても男同士だ、家にはローションとかねえし」
「買ってきたらええの!?」
「…それに朝っぱらから…」
「なあだから!!ローション買ってきて夜になったらええの!?」
「…考えては、やる」
キラキラ目を輝かせた八神は、急いで服を着替えて「行ってきます!」と言い家を出て行った。何しに外に行ったかが大体分かって頭を抱える。別にセックスをするのは嫌ってわけじゃねえんだけど、早くないかって思ってしまうわけで。
「…するなら、ちゃんと痛くねえように…」
どうしたらいいのかよくわからないし、男同士のそれを勉強しなければとパソコンを開き検索する。
「これ、絶対痛いだろ…」
前立腺さわってやれば気持ちよくなれるとか、そんなのやっぱり人によって違うだろうし…どうしたら…
早々にパソコンを閉じて、ついでに目も閉じた。
「ただいまぁ!!」
そうして色々考えていると15分も経たない内に八神が帰ってきた。
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