中に指が３本入って馴染んできて、くいくいと中を弄る。ネットで書いてた前立腺を見つけるために腹の方を撫でていた。 なかなか見つからなくてグッと指を深く挿入すると急に甘い声を上げる八神。確実に今までにあげていたものより熱を帯びていた。 「ぅ、あ…奥、やめてっ」 「これ感じるのか」 「あ、かんってぇ…！」 明らかに嫌がってはなくて、その証拠にペニスは勃ち上がってるし。けれど前立腺は見つからなくて一度抜こうかと指をくいっと曲げると「ひ、ぁ、あああ！！」と八神が声を上げ大袈裟に体を跳ねさせた。ああ、見つかった。 「な、にそれぇっ…」 「これか？」 「何がっ、あ、やめっ」 「前立腺」 すすっとそこを撫でるだけでも気持ちいいらしく腰を揺らしてる。 「も、入れて、早くっ」 「でも…」 「早くぅ、我慢、できやんっ」 泣き出した八神にわかったと頷いて下着を下ろした。ゴムをつけてその上からローションを垂らし一応のために八神の中にもローションを付け足す。 「力抜け」 「うん…や、っとや…」 「ああ」 髪を撫でてやりキスを繰り返してフッと八神の体から力が抜けたのを確認して、そこに当てがいゆっくりの中に自身を埋めていく。 繰り返し何度も息を吐いて力を抜こうとしてるのはわかるけれど、やっぱりキツくて、それに八神も苦しそうで。八神のペニスを掴み上下に扱いてやる。 「こっちに、集中しろ」 「ふぁ、あっ…っ」 だんだんと抜けていく力、ググッと推し進めて、全部が埋まると達成感に似た何かに包まれてそのまま八神を抱きしめた。 「は、はぁ…っ、大和の、入ったぁ…」 「ああ」 「なあ、名前呼んで、好き言うて…？」 「…琴音」 「うん、」 「大好きだ、愛してる」 そう琴音の耳元で囁くとキュッと後ろがキツく締められて眉間にしわを寄せる。 「あ、待ってっ…あかん、変っ」 「待つから、深呼吸しろ」 「う、ん…うん…っ」 首に腕を回されて密着しながら何度も深呼吸をする琴音の背中を摩ってやる。 「あ、っ…あっ！な、動いて、っ」 「いいのか？」 「はや、くっ」 言われて琴音の腰をしっかり持ってゆっくり自身を抜いた、そしてまた強くそこに突き入れる。 「あ、ぁぁあっ！」 一度それを始めると我慢できなくなって夢中で腰を打ち付けてしまう。琴音はそんな俺に嫌だとも何も言わずにふっと口元を緩めている。 「は、ぁぁ、っ気持ち、ぃっ…っん！」 気持ちいいと泣いてる姿が可愛い。キスしてと言われて顔を近づけ、激しくキスをした。 背中に爪が立てられてキスの合間に「もうイく」とうわ言のように伝えてきた。 「イけ」 「や、大和も、一緒が、いいっ！」 「ならちょっと我慢してくれ」 琴音の手を自身に持っていかせ、もう勃ち上がってるそこを強く掴ませる。それを確認して腰を強く打ち付けた。 「う、あぁぁ！！」 高く声を上げる琴音に何度も謝りながら抜き差しを繰り返す。もう無理だと言い出した琴音の手をそこから離させ、そのまま指を絡めた。 「好き、大和ぉ…っ」 「ああ、」 「ん、あ、も、無理ッ…出、るっ！」 そう言って強く締め付けられる。それに我慢できずに自分も欲を吐き出した。琴音もイったらしく腹に白い液が飛んでいる。 はぁ、はぁと荒い息を繰り返して一度ゴクリと唾を飲んだ。ズルッと中から自身を引き抜き、ゴムを処理して、琴音の腹の上のものもティッシュで拭ってやってから寝転がる。 「激し、かったなぁ…」 「悪い」 「ううん、めっちゃ、気持ちよかった…」 幸せそうに笑う琴音。手を伸ばして頰に触れた。ゆっくり目を閉じてまた開いて、頰に触れていた手を取られそこにキスをされた。 「好き、」 「俺も」 「…幸せで、泣きそう」 「もう泣いてるだろ」 琴音をそっと抱きしめてよしよしと髪を撫でた。