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第48話

「えっ…と…水無月」 「…はい…」 「何か…ごめん」 「いえ…あの…その…」 「自分でも驚いてる…自分の気持ち気付いてなかった…」 「え…と…」 「お前が保健室で雪輪と話しているのを聞いたときから…お前に対する思いが変わっていったんだと思う…お前が俺を好きだと知ったから…」 「…すいません…好きになっちゃって…俺は…先輩もご存じの通り…とても…汚れています…こんな俺があなたを好きでいるなんて…ダメだと…わかってた…何度も諦めようとしたんです…でも…できなかった…俺はあなたが好きです…」 「…水無月…俺の…恋人になってくれますか?」 「俺で…いいんですか?」 「お前がいい」 「…っ…はい…っ」 まさかのことに俺は動揺し…そして涙した 先輩が涙を拭ってくれた… 「話はついたかい?」 「すいません」 「二人が幸せになるならそれでいい。でも美空くんを傷付けるようなことがあったら例え芙蓉さんでも許さないよ。覚悟しておいてね。奪いに行くから。ご飯どうする?食べてく?」 「いえ。今日はこれで。」 「うん。じゃね。幸せにね」 お辞儀をし璃人さんの部屋を後にした 「ったく…世話の焼ける子達…」 こうして俺たちは恋人になった。 あまりにも突然であまりにも簡単に感じてしまうほどに それでも俺はあなたといたいから。 今この一瞬の気の迷いでもいいから。あなたの側にいさせてください。 fin.

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