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第60話

欲を出しきった先輩と共にリビングへ行く 一緒に食べていると俺のスマホが鳴る 「もしもし」 『もしもし。みーくん?久しぶりだね』 「祥一さん。父が昨晩はお世話になりました」 『あのさ…昨日久しぶりで飲ませ過ぎちゃって陽平まだ起きないんだよ。今日休みでしょ?だから起きるまで預かっておくわ』 「わかりました」 『ごめんねぇ…』 「いえ。ご面倒かけてすいません。よろしくお願いします」 『うん。起きたら連絡させるね』 「はい」 確かに祥一さんはお酒が強かった。酔った姿見たことがない。父が唯一敵わないと言っていた人だ 「どした?」 「父さん飲みすぎて起きれないみたいです…」 「そうなの?」 「まだ眠ってるみたい」 「そう」 そういうとニヤリと笑った先輩…嫌な予感… 案の定先輩は俺を抱いた 「もう…先輩…」 「ごめん…だって…」 「いいですよ。俺もしたかったから」 結局その日の昼すぎまで先輩と愛し合って終えた頃にやっと父から連絡があった 『美空!ごめん!!飲み過ぎた』 「たまにはいいんじゃない」 『ごめんなぁ。これから帰る』 「気を付けてね」 電話を切ると俺を抱き締めたまま先輩が聞いてくる 「親父さん大丈夫?」 「はい。祥一さんの家からここまで多分30分くらいです」 裸のままではあんまりなので着替えて部屋で話していた 「ねぇ。美空」 「はい」 「親父さん俺たちのこと知ってる?」 「あぁ。俺が男の人が好きなことは話してます。好きな人が先輩ってことも」 「ご挨拶してもいい?付き合っていることも話したい」 「え!!」 「だめ?俺は話したいけど」 「先輩がいいのなら…」 変な緊張感を持ったまま父の帰りを二人で待った

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