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第116話
今目の前には小柄で人形みたいなとても可愛らしい女性が座っている。
年は…下かな?えらく若い
「祥。この人…那由多 美音さん」
「美音さん。初めまして。近衛 祥一です」
「陽平さんから聞いてます。本当に…美人さん…うわぁ…こんな人会ったこと無い。こんな人がお友だちなんて…いい…っ…」
何故か頬を赤らめる美音さん
「陽平さんと並んだら…ぐふふっ…最高…」
「美音…お前は…また良からぬ妄想を…」
「だってぇ…あまりにも美人過ぎて。よくお似合いなんだもの」
「あのさ。お前は一応俺の彼女でしょ?彼氏とその友達くっ付けて楽しむなよなぁ」
「彼女?」
「あぁ。同じ学部なんだ。」
「え!!同い年!?」
「そうだよお。外部入学生なの」
「そうなんだ。ごめん。かなり下かと思ってた」
「あははっ!!いいのいいの!それより拝ませてもらって…はぁ…最高…」
見た目との違いが面白い子で、でも芯はしっかり持っていて気遣いもできるすごくいい子だった。
一輝のことがあって恋人も作らなかった陽平に心を許せる恋人が出来た。
本当に嬉しかった
それからは美音に誘われ3人で出掛けることも増えた。
二人からすれば邪魔だろうと言ったことはあるが美音は俺に会いたがってくれた
「祥くんは好きな人いないの?」
それは突然のこと
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