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第115話
陽平のところにいれば楽だった。
陽平との空間は居心地が良かった。
結局恋人といるより陽平といる方が多くなるし長く続くはずもなかった
こんな状態いつまでも続けられない。
陽平に恋人が出来ればそんなこと出来なくなる
「俺さ卒業したら大学の近くに引っ越すんだ。バイトとかもしようと思ってて。親にはもう許可もらったんだよね」
「そうなんだ」
「うん。たまには遊びにおいでね」
「うん。」
そうしてエスカレーター式で大学へ入った俺たちは学部も違うため大学内で会うことは減っていった。
離れたら離れたで特に陽平を求めることはなくなったし一輝のことも少しずつ傷が癒えたのか今は胸はそこまで痛まない。
そのお陰か友人も増えた。
そんなとき陽平からある人を紹介したいと久しぶりに呼ばれた
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