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第135話

陽平side 「もしもし。美空?俺。あのさ今祥と久しぶりにあったから飲んで帰ってくる。うん。ありがとう」 「みーくん大丈夫?」 「あぁ…多分…やってたかも?」 「へ?」 「美空の声が少し掠れてたし…ったく…早く紹介してくんないかな?葉月くんのこと」 「葉月くん?」 「何となく付き合ってる気がするんだよなぁ。学校の先輩と」 「みーくん…よその人のものに…寂しい」 「何でお前が寂しいんだよ」 「だってぇ俺にとっても可愛い息子だし」 「…なら俺はお前に相当叱られないとならないな…それだけで済むかな…」 「え?」 「…お前の家で宅飲みがいいな」 「別に俺はいいけど」 そうして祥の新しい家に向かった 「流石だなぁ。祥。相変わらず片付いてる」 「まだ全部の荷物が戻ってきてないからね。物がないだけだよ」 祥の部屋にはまだ大きめの家具しか届いていないらしい。 部屋の真ん中のテーブルとソファー、その正面にテレビ。 奥の部屋が寝室でベッドはあるようだった 祥は元々酒好きで家にはお酒用の保管庫が置いてある。 俺もそれなりに酒は強いが祥は見た目に反してザル。 全く表情も変わらない。 そんな祥と久しぶりに飲んで思いの外飲みすぎた俺は美空とのことを全て話していた 話す間中涙があふれてとまらなかった。 久しぶりに泣いたから顔が凄いことになっていた 「陽平…お前のやったことは許されることじゃない…でもさみーくんがもう許してくれてるんだから…そんな思い悩まないで?」 「祥…」

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