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第151話
そうして数ヶ月後。俺は水無月家の一員となった
「祥一さんこれもう運んでいいの?」
「うん。よろしく」
毎朝朝食を一緒に取るのが日課になった
あの日までは…
「じゃあ。俺行くね」
「うぅ…みーくん…行っちゃうの…?」
「もう…泣かないでよ。祥一さん。マメに帰るから。ね?ここから葉月先輩の家も近いんだし」
「祥一さん。安心してください。必ず週に1~2は美空帰しますから。」
「うぅ…寂しい…葉月くんもここに住んじゃえばいいのにぃ…」
「えぇ…俺は祥と二人きりの新婚生活楽しみたいんだけどなぁ」
「何それ?俺邪魔者扱い?酷くない?」
「だって美空いたらあの時可愛い声我慢しちゃうんだもん」
「ちょ…陽平!何言ってるの?」
「あははっ!!そんなキャラでした?お義父さん」
「祥が可愛すぎるからね。崩壊しちゃった」
「もう!陽平…恥ずかしい…」
「じゃあ。行くね?祥一さん。何かあったら連絡してくださいね?」
「うん…うん…行ってらっしゃい。みーくん」
「はい。行ってきます」
大きくなったように見える背中を見送る。
恋人の葉月くんもとてもいい子だけどやっぱり寂しいな…
「祥。」
「なぁに?」
「っ…ねぇ…その顔可愛いからやめて…」
「え?」
「目うるうるして顔赤い…すげーエロい…」
「は?」
「うん…我慢できない!」
「え!!ちょっと!!」
そして朝も早くから盛る陽平に付き合わされ一日が過ぎていく…
「もう…陽平…激しいよぉ…」
「ん?ごめん。まだ終わってないよ?」
「ちょっと!!無理無理!!いやぁ!!」
「祥…愛してる…離さないからね…」
薄れ行く意識の中そう優しい声が響いた…
陽平…俺も…愛してるよ…
~完~
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