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第168話
それから俺たちは何度かリバーサイドへ行くようになる。
美空のアイデアは斬新で且つ女性受けしそうなものばかり。
美空のこれまで知らなかった姿を見た。
本当に楽しそうに通う姿に俺は嬉しくなって何時しか俺もこの場所が大好きになった。
でもそれは急に終わりを迎える。
「美空ごめん!今日急に欠員が出て代わりに出ないとならなくなった…」
俺は本屋でバイトをしている。昔からの知り合いのところで時給もいいためリバーサイドでのバイトも魅力的なのだがここを辞める気が起きない
「そっかぁ。わかった」
「気を付けていけよ!知らない奴に付いていくなよ」
「何それ!俺そんな子供じゃないし」
「ははっ。じゃあまた明日…って明日は休みか…」
明日は学校の創立記念日で休み。明後日は祝日だから明日から4連休になる。
四日のうちどこがで美空を誘って遊びに行けたらと思いながら何だかんだでそのままになっていた。
一先ずどこかで誘うとして今はバイトに急がないとならない
そしてバイトが終わり自分のスマホを見ると美空からメッセージが届いていた。
『睦月ごめん。俺今日まででリバーサイドの方行けなくなった。店長は睦月だけでもって話だったから連絡してあげて?急でごめんな。巻き込んでおきながら。
バイトお疲れ様。また月曜日』
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