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第1話

「リバーサイドカフェへようこそ!! ご注文をお伺いいたします」 うわぁ…すごい店…スタッフみんな男でイケメンの集まり…すげーっ… 「お客様?また後程来ましょうか?」 「あ…いえ…あの…この…ケーキセットを…」 「はい。お飲み物は?」 「どれがお勧めですか?」 「本日のケーキであればこちらの紅茶がいいかと…」 「じゃあ…それで」 「かしこまりました。少々お待ちください…」 ばれてませんように… 俺は水無月 美空。見た目はまぁ…普通…ちょっと男にしては小柄なのが悩み…そしてみんなには秘密だけど…甘いものが大好き… 雑誌でスイーツ特集を見るのが大好き…いつもと同じように雑誌を見ていたら幻のケーキの特集が… 早速行こうと思ったんだけれど…その店は女性しか入れない…男性が入るには女の子と一緒じゃないとならない… 俺には彼女なんていないしだからといって女友達だっていない…でも…どうしても食べたい…そして出た結論… "そっか俺が女装しよう!!" やり方なんてわからないけれど…色々と調べる。 化粧の仕方や服の選び方…ヘアアレンジ… 元々器用な方だから化粧やヘアアレンジはまぁ…なかなかうまくいった…が…服…どうしよう… どうやって買いに行こう… 「いらっしゃいませ。その服可愛いですよね」 たまたま手に取っていたそれを指差しながら綺麗な店員さんが接客してきた 「お客様は背が高いので…こちらとこちら…ご試着してみませんか?」 あ…気付かれてない…俺が男って…化粧って…すごい… 「あ…じゃあ…」 「こちらです!」 女の子物…入るのかな…ドキドキしながら試着…なかなか筋肉とかつかないタイプで良かった… 店員さんが選んでくれた服はぴったりだった… 「いかがですか?」 フィッティングルームのドアを開けて外に出る 「うわぁ…良くお似合いですね」 店員さんの目がキラキラしてる気がする…そして周りから聞こえる…うわぁ…あの子可愛い!ってセリフ… 回りに店員さん以外はいないから…俺に言ってる? 気を良くした俺は店員さんが作ってくれたコーディネートをそのまま買ってきた…3組ほど… そして…今日に至るのだった

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