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第23話
今日も何気なく授業を受ける。
変わらない日常…変わったのは俺と父さんの関係くらいかな
空はこんなに晴れ渡っているのに俺の中はずっとどんより曇り空だ…
放課後睦月に勉強を教えてもらって帰宅。
いつものようにご飯を作って風呂の用意をして…俺の用意もして…
「はあ…父さん…大丈夫かな…」
「ただいま」
いつもより早い帰宅。俺のいる浴室にやって来て早々俺を抱き締めた
「父さん。スーツ濡れちゃうよ。脱いでおいでよ」
「わかった…」
父からはあのきつい香水の匂いがした。
気持ち悪い匂い…
明るいところで見る父の体はしなやかに鍛えられていて男の俺も見惚れるほどだ。
やっぱこの人はカッコいい…俺の理想そのものの人…だから辛くない…俺は望んで抱かれてるんだ
そう言い聞かせ父の好きなようにさせた。
今日は昨日や一昨日よりももっとねっとりと何度も何度も俺を求めた父。
気持ち良すぎてバカになりそうだ…
俺は父の体に心底惚れている…それで良い。ごめんね。母さん…
その後は一緒にご飯を食べてくつろぎながらたまにいちゃいちゃして…
そして電話が鳴る
嫌そうにそれに出ると父は着替え出ていった
今日は既に行為は終えているはずなのに…また呼ぶなんて…きっと父の体にはまったのだろう。毎日何度でも抱かれたいほどに
「父さん…」
「ごめんね…美空…行きたくないよ…」
顔を歪ませ俺にすがる父の頭を撫でキスを送る…
「帰ってきたらまた俺を愛してね」
「うん…」
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