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最低以外の何者でもない
黒宮と初めて話したあの日から一週間
同じクラスということもあって前より話すようになった
それで分かったことが二つある
「暇だ、女でも口説いてくるか」
「それはお前の勝手だけどさ、俺の机に座んの止めてくんね?今俺勉強してるの、分かる?」
「白浪クンは男としての悦びを知らないからそう言うことを言えるんだよな」
「とりあえず今現在進行形で喧嘩売られてることだけは分かった」
一つ目は
どうしようも無い最低野郎だということがちゃんと発覚したこと
もう一つは
「...黒宮ってさ、フる時とか核心ついてストレートにフるよね」
「まぁそうだな、そうじゃねぇとちゃんと相手も俺を諦めて別れられねぇだろ」
へぇ、黒宮なんかでもちゃんと相手のこと考えてあるんだな
...意外と良い奴なのかもしれない
「俺浮気は絶対にしない主義だから相手が諦めてくんないと新しい女作れねぇし、それに俺が核心突いたりストレートに言ったりすると相手の泣きそうな顔とか見れっからそれが堪らねぇんだよな」
「やっぱりお前は最低だな」
どうした俺、こんな奴相手に良い奴だなんて思う必要も無かっただろ
次からは気を付けような(暗示)
二つ目は
こいつは何事もストレートに言って、
その言葉に対する相手の反応を見て楽しむドSで、その為に汚い計画を立てたりする腹黒野郎だということが分かった
正直な話、ストレートに物を言えたりするところは凄いと思う。ただ...
「次は後輩でも落としてみるかな」
「人のけしゴムにシャーペンぶっ刺して遊んでんじゃねぇよ」
黒宮から最低な部分が抜けない限り俺が完全に心を許すことはないだろう
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