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第7話

「これは俺の意思」 それを聞いてなんでか分からないけど「良かった」ってただ単純にそう思った。 それから月宮さんに家の近くまで送ってもらって無事、家に帰ることができた。 家の扉に手を置く。 そして大きく息を吸って息を吐く。 大丈夫。今日はきっと上手くやれる。 「ただいま〜!」 わざと明るく、ニコニコと笑顔を貼り付けて扉を開けた。 もちろん返事はない。 「帰ったよ〜!」 リビングへと足を進め、ゆっくりとドアを開けると、 「ちっ…るっさいなぁ!黙ってろよ…あ〜くそっ!…まじうざ」 そんな弟の罵声が飛んでくる。 こちらを鋭く睨みながら舌打ちを繰り返していた。 「ごめん勉強してたんだね」 開いたドアを閉め階段を登って2階にある自分の部屋に向かった。

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