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第7話

僕の家の近くにあるコンビニまで案内してもらった。 特に会話も無かったからコミュ障の僕には丁度よかった。 「ありがとうございました…」 それじゃ、と言って家に帰ろうとしたら手を引かれて止められた。 「お礼ないの?」 自分から要求するのか、 と思ったけど、やはりお礼は大事だと思ってお金を渡した。 引きこもりニート&親不孝者だけど、親は意外と大きな会社を営業しているからお金には困らない。 はい、と福沢さんを押し付けても受け取ろうとしない。 そいつは困惑した顔で、簡単にお金を渡しちゃダメだよ…と言って僕の頭をポンポンした。 「……何が欲しいんですか。」 「じゃあ君の連絡先が欲しいな」 僕の中の危ない人メーターが上昇した。

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