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別の味も楽しみたい5※

「秀司にそうやってお強請りしなさいって習ったんだ?」 「そ、れは…」 秀司とのあれこれをその都度聞かれて、何だかいけないことをしいてるみたいで背徳感と興奮が膨らんでくる。 「そんな教えは無視して、俺には甘えてもいいからね。して欲しいことをちゃんと言うんだ」 その言葉は一見優しく思えるが、その反面口にしないと、してもらえないという言外の意味が隠されていた。 至は聞かれずとも光彦に性癖を見抜かれているようだ。 「手と口、どっちがいい?」 「…く、ち」 「しゃぶられるのとしゃぶるのどっちが好き?」 「舐める方…好き」 「じゃあ、たくさんして欲しいこと言えたらご褒美に俺のしゃぶっていいよ」 ニタリと笑ってそんなことを言うもんだから、至は嫌でも光彦の言うことを聞かざるを得なくなった。 光彦のアメとムチにもう降参してしまいそうになっていると、至の立ち上がったそこがねっとりと舐め上げられた。 「う、んんん…っ!」 「先走りがすごいね。感度もいい」 「光彦さ、先っぽな、めて…」 「ここがいいの?」 「んくぅ…っ!そ、こぉっ」 求める反応が得られた光彦は満足げに、さらにいやらしく至の昂りを舐める。 先走りを塗りたくり、唾液と混ざりあわせてにちゅにちゅと卑猥な音をわざとらしく奏でる。 至の顔は羞恥で耳まで真っ赤になった。 「至くんってこういうの恥ずかしいんだ?」 「も、や…っ、みつひこさ、上手すぎだからぁ…っ」 「可愛い、もう音ぇ上げて目に涙溜めて」 至を翻弄する光彦に助けを乞うなんて、社長ともあろう至が素面ではするわけがない。 だが、光彦の雄に服従しかけている今の至にはそんなものは分からない。 言いつけを守れなかった下僕が主人に許しを乞うているのと一緒なのだ。 快楽の波に溺れ、足をつくことも泳ぐこともできず、ただその波に翻弄されるだけ。 流木などに掴まり、一息つくこともままならない。 (鷹崎秀司の比じゃない…っ!アイツは本当にサディストを装った優男だったんだ…! こ、こんなの快楽の暴力だぁ…っ) 「ぁああ!!み、つひ…こ、さ、んんぁ!」 「もっと可愛く泣いて見せて?」 「い、あ…っいく、いく、みちゅひこ、しゃ…」 「もう呂律も回らないんだね。気持ちいいことに弱いんだ?」 クスクスと揶揄うように笑ったと思ったら、さらに強く早く扱かれるようになった。 先端の弱い部分を気まぐれに弄られ、絶頂へと誘われる。 もう少しで達せそうなのに、肝心の何かが足りなくて、必死に懇願した。 「イカせて、イカせてぇ…!いっぱい擦ってぇ…!あ、それ!や、イクッ、い、く…っ!」 「俺がちゃんと見ててあげるから、たくさん出してみな?」 耳に心地よい響きが伝わって、至の理性は熱と共に爆ぜた。

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