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別の味も楽しみたい4

「…っあ」 「俺ね、お客さんを喰っちゃいけないって分かってるのに、至くんが超好みの顔してて気になってたんだ」 至はベッドに押し倒され、光彦に逃げないように両手首を掴んで上に跨られた。 「至くんは?俺のこと欲しいって思ってたよね?」 「そ、そんなことない…」 「俺の目見てそれ言える?」 「そ、んなこと、ないから…」 最近秀司以外の男とはご無沙汰だった至は、押し倒された逃げ場のない状態に、悔しいほど興奮してしまっていた。 それはいくら否定しても、下の膨らみを見られてしまえば言い訳のしようもなかった。 「こんなにってるの、自分でも分かってるよね?」 「そ、んん…あぅ、や、だ」 「さっきから嘘ばっかりだもんな、至くんは…」 お仕置きと言わんばかりに膝が至の欲望を容赦なくぐりぐりと刺激した。 至にはその刺激が物足りなくて、自ら光彦の膝に擦り付けてしまった。 「ふぅん…そんなのどこで教えてもらうんだろうな?秀司?それとも別の男?」 「あ!っぅく…掴んじゃだめ…って、んん…っ!玉は、だ、だめだからぁ…っ」 「可愛い声、はぁ…秀司がこんな俺好みの子を抱いてたなんて心底腹が立つなぁ…秀司のクセがつくじゃん」 「く、せ…?」 「うん、そう。でも、至くんは気にしなくていいよ。もう秀司とできなくなるくらい俺がいっぱい気持ちいいことしてあげるから」 嬉しいだろ?と有無を言わさない笑みが至を追い詰めた。 もう逃げられないのは分かっていた。 これから自分がどうなってしまうのかも、容易に想像ができる。 しかし、それに流されてしまうのは至のプライドが承知しない。 でも欲望は早く抱かれたくて仕方がないと言っていて。 無理矢理にでも抱いてくれさえすれば、自分に言い訳をして流されたのに、光彦は性急なことはしない。 至の反応を見ながらじっくりと進めているらしい。 「い、ぁ…光彦さ、」 「わぁ…俺が弄ったらこんなにビンビンになっちゃったな」 「はっ…はっ、ん、ふぅ」 「直に触って欲しい?口でされたい?もう終わりにする?」 「……や、だぁ」 至の理性はもう限界だった。 光彦の愛撫を身体が待ち望み、組み敷かれ蹂躙されたいと疼く。 光彦はどんなに酷く抱いくれるのだろうか、光彦の昂りはどんな味なのだろうかと考えるだけでゾクゾクして後孔が愛液で濡れてきそうだ。 「…………して、欲しい」 「何を?」 「俺の、ココ……もっと苛めて下さい」 そうして光彦に抵抗しない意志を示すと、蕩けるような眼差しで『いい子』と褒められた。 至にはその言葉が、とても甘美なものに思えた。

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