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別の味も楽しみたい3

「光彦さん、お風呂ありがとう。初対面なのにこんなに良くしてくれて」 「水も滴るいい男…」 「え?何か言った?」 「秀司の前でもそんな感じ?無防備過ぎない?」 ちょうど料理ができたのか、光彦はローテーブルにいくつかの皿を並べているところだった。 光彦にそう言われた至だが、自身では至って普通の格好をしていると思っていた。 全裸でなければ、腰タオルでも無い。 光彦に用意してもらったボクサーパンツを履いて、肩からタオルをかけている。 「風呂上がりはいつもこんな感じだけど?」 「もしかして…天然?」 「天然?」 「至くんさぁ、ほんとに何事もなく帰れると思ってた?」 光彦の目がギラつき、ゆっくりと至を壁際まで追い込んでいく。 至が見てしまったあの目が、また自分に向けられていることに、どうしようもなく胸が高なってしまう。 (や、やばい…俺喰われる!?) 「やばいって思ってるのに、興奮してる」 「…っ!は、そん…」 「うそだ。だって目が食べて欲しいって言ってる…」 『本当は一緒にお酒飲んだ後のつもりだったんだけどな…』と光彦は計画が狂ったことを吐露した。 そして、捕まえた至の顎を上向かせてゆっくりと唇の味を堪能した。 「ふ、ぅん…、ぅむ」 「至くんの唇美味し…口開けて?」 「あ…光彦さ…」 「もっと、ほら」 「ぁんんっ…んぅ、む」 驚く程繊細な舌遣いで、みるみるうちに至の理性は溶けていく。 舌を絡めて擦り合う。 きつく吸い上げられたかと思うと、甘噛みされ腰が抜けて至はくったりと光彦にもたれかかった。 濃厚な口付けなせいで、いとも簡単に至のそこは緩く立ち上がってしまう始末だ。 「ふっ……ベッド行こっか」 「ん…ぅ、へ?」 「続き、欲しいよな?」 くったりとした至の腰を抱き、光彦は(獲物)寝室( 巣穴)へと招き入れた。

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