28 / 36

別の味も楽しみたい9※

突然舌が割り込んできたと思うと、上顎や歯列をなぞり、舐め喘ぎ声さえ舌に絡め取られ、上の口も下の口も光彦に蹂躙される。 「っ!か、は…っ!お、くぅ…はい、てる…っ!」 「そ…だよ?至くんの1番奥まで入っちゃった…ね?」 まだ誰も入ったことない、秀司も届かなかった最奥。 そんな奥にコツコツと打ち付けると、今度は下の口でも潜り込むように入り込んでくる。 最奥を侵される圧迫感と締め付けられる苦しさに至も光彦も汗をふきだし、荒い息を吐く。 「んぅ!!あ、ン、ぐぅ…ん!」 「あ、んっ…すっご…奥、きもち…っ」 耳元で熱くて甘い吐息が聞こえ、光彦がちゃんと気持ちよくなっていることが嬉しくて、光彦をきゅんと締め付ける。 抱き締められガツガツとうしろから激しく腰を打ち付けられて、さっきの比べ物にならない快感が津波のように押し寄せ、至を飲み込んだ。 快楽漬けに抗えず、一方的に蹂躙されているような荒々しいこの行為が、至の心になんとも言えない興奮を生む。 「お尻擦り付けてお強請り?……この淫乱」 パチン! 至の尻が高い破裂音を奏でた。 「ぁあん!!ごめんなさ…っ!や、ぁあ!」 「スパンキングも好きなの?ほんと淫乱…」 パチン!! 今度はさらに強く尻を叩かれる。 「んんんぅ…っ!はぁっ、ん…っ!」 「可愛いお尻も感じてくれて良かった」 「あ、ぁう…っ!い、きそ…イキたい…っ」 欲望のままに告げると、光彦が笑う気配がした。 気分も快感も最高潮に盛り上がり、今度は正常位で繋がる。 「ハッ、ハァッ、なら一緒にイこうか?お尻だけでイけるよね?ほら、至くん……どこに、出して欲しい?中? 辛いなら、外に―」 「ナカ、だして……ッ、イイからぁ…! おなか、いっぱいなの……スキ、して?」 「おなかいっぱい欲しいんだ?俺をこんなに煽るやらしい子にはお仕置きが必要かな?」 また何かを企むニヒルな笑みを浮かべる。 今度は何をしてくれるのだろうと、期待してしまっていると、いわゆる種付けプレスというやつで奥の奥まで侵された。 擦られる場所が変わり、昂りが至の弱いところを確実に突いてくる。 前立腺を押し潰すようなピストンを作り出す光彦の怒張の虜になってしまいそうだった。 「き、もちい…っ、あン!もっと、もっとぉ…っ!」 「はぁ…これじゃあドMの至くんにはご褒美になっちゃっかな? まあいいか、零さず全部受け止めなよ?いっぱい出してあげるから」 「ひぁあん!う、れし……だして、だ、し…て、飲むから、みつひこさ、の種付けして…っ!」 「フフ、いい子…俺の濃いよ?ん、ハッ…い、ク!」 「あ、くる…っ、みつひこさ、イク…っいくぅう!」 バンと弾けるような衝撃のあと、じわじわと熱が広がっていく感覚を覚え、光彦の種が至の中に注ぎ込まれたのだと気づく。 出し切ったあとも奥へと押し込むように腰を動かし、残滓や先端に付いたものを落とすかのように内壁に擦り付けられる。 まるでマーキングされているような気がして、至は完全に光彦に屈服した。

ともだちにシェアしよう!