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夜に舞う蝶8※

「んんっ、むぅっ!んくぅ…っ!」 「……っは、イイトコロみっけ」 「ひや、そこやだ…っ、やぁっ、まって!」 「嫌じゃないだろ?」 「やぁ…ぁっ、き、きもちぃ…っ!」 「そうそう、いい子だね。ナカもトロトロになってきた。そろそろいいかな」 秀司はコンドームをひとつ取り上げて封を切る。 手早く装着しローションを人肌になるまで温めてから全体に塗り付ける。 その間、指を抜かれた穴は咥え込むものを求めるようにパクパクと口を開閉させていた。 (本当にヤラシイなこの穴は…この子が乱れる姿がもっと見たい) 「ほら、今からこれが入るよ?」 「んやっ、擦り付けないで…っ」 「すごい、吸い付いてくる」 「たかさきさぁ…っ、それやぁ!なんか、奥がじんじんするっ」 「可愛いな、疼いて仕方ないんだ?」 「やだ…っもう、早くっ」 自ら大きく脚を上げて股を開き、両手でヒクつく穴を拡げて見せた。 (泣きそうな顔でおねだりは堪んないな…ちょっと意地悪し過ぎたか) 「ごめんごめん。ちょっと意地悪し過ぎたかな?今からちゃんと挿れてあげるね」 「…ぁ、ああっ!?ひぁあっ!!」 「っキツ!…っは、今カリんとこまで入ったよ」 「え、まだ…?もうお腹いっぱ…」 「こんなので満足できるの?一番気持ちい場所突いてあげられないよ?」 色々なところに快感を散らしながら奥へ奥へと腰を進める。 根元まで納め切らないうちに宇海の弱いところを秀司のせり出た部分が掠め、食いちぎられそうなほど内壁が収縮する。 襞がうねって搾り取られるような感覚さえ沸き起こった。 「んぁあ、そこ、んあ!…きもちぃっ」 「イイトコロ擦っちゃったね。いっぱい突く?それとも一旦奥までハメる?」 「い、いっぱい突いて…欲しい」 「エッチだねほんと。そんなに煽ってもいいことないよ?」 秀司の言葉に宇海は緩くなった頭で少し考えようとしたけれど、また新たな快感送り込まれ、そんな暇を許さなかった。    「ひゃ、あぅ!んうう!」 「ここ、カリで擦ると気持ちいでしょ?」 「そこぉ…っ、ぁあっ、イイ…っ!」 「次、奥まで挿れるよ?」 「あ、はぁう…っ!」 手を伸ばし自らナカに招き入れようとした宇海に、視覚的にも感覚的にも刺激されて腹の底から何かが沸き上がってくるような興奮を感じる。 ただの一晩だけの相手にこんなにも興奮したことがない秀司は、自分自身の感情を不思議に思った。 (上位に立って誘惑してくるくせに、ことに及ぶと生娘のような反応をする。 まったく、どちらが本性なんだか…) 洋菓子のようにふわふわしていて、全体的に柔らかい線がより一層幼気に感じる。 しおらしく横たわっていても色香が滲み出ているのが分かる。 男を求める欲望が相まって、矛盾した雰囲気に「魔性」というほかなかった。 (ほんと、この子には参ったな。反応が可愛すぎる。クールビューティーは作り物か?) 「イキたそうだね。一度出しておこっか」 「んぁ、ああっ、イキそ…」 「ほら、お尻でイケそう」 「ひゃ!…っいぁ、いくぅ!!」 宇海は秀司の背に爪を立てながら、欲望を食い締めて絶頂に達した。

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