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夜に舞う蝶9※

「いっぱい飛んだね。気持ちよかった?」 まだ硬さを保っている屹立に自分の出した精液を塗り付けながらこくこくと頷く。 穴を締め付け、腰を動かしながら律動の再開を催促してくる。 「ん?まだ欲しいのかな」 「たかっ、きさ…まらイってないから…」 「本当にヤラシイ子だな。下の毛も沿って、乳首にピアスまで付けて、おまけにおねだりも上手で…ゾクゾクする」 「…言わないで」 「僕のこと誘ってるんだろ?だったらちゃんと見せてよ」 「耳元だ、め…っ」 秀司がしっとりとした声音で囁くと、宇海は体をぶるりと震わせて肩を竦めた。 下生えもなく子どものようにつるりとしたそこを撫でると、ビクビクと体が反応して秀司の欲望を喰い締める。 「宇海…」 耳元で名前を呼んでやると、後ろの穴がギュンと締まっった。 「名前呼ばれるの好きだった?」 「い、まのはずるいです…」 「じゃあ、君も呼んでみて?」 「しゅーじ…さん」 「照れくさそうに言うところがまた可愛いね。もう1回聞ききたいな」 そう言うと、宇海の顔がさらに赤みを増した。 一夜限りといいながらも、少しは好意を持ってくれているんだろうか。 「秀司さん、う、動いて…っ」 「ふふ、上手に言えたご褒美あげないと」 「ああぁ!やだ!あああっ!」 「そんなに声上げちゃ気づかれるよ」 ここはあくまでもビジネスホテル、しかもかなりの高層階だ。 出張中のエリートサラリーマンがふたり泊まっています、だけでは済まない。 秀司の考えた通り部屋の広さの関係で部屋数も人通りも少ないのは確かだが、外に聞こえない保証はどこにもない。 「だってぇ!勝手に…!」 「そんなに気持ちいいんだ。よかった相性はバッチリだね」 「や…ぁっ!あっ、もっと…っ、しゅーじ、さぁっ!」 「女の子になっちゃうまで可愛がってあげるから、いっぱいいっぱい気持ちよくなるんだよ?」 「ひゃ…んッ!もっと!おく、シて…っ」 「うん?そんなえっちなことを言うヤラシイ口はこれ?」 だらしなくよだれを垂らす口から、紅い舌を引っ張り出す。 親指でくにくにと弄られて少し感じたようで、貪欲にもその舌を差し出してきた。 「僕を煽るなんて悪い子だね」 「あんっ、ごめんにゃひゃい…っ」 「手加減できなくなっても文句はナシだよ?」 ニヒルな笑みを浮かべ、宇海の身体を貪った。

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