567 / 700

みっきーの誕生日☆68

ケーキは、あっさりしてるのに濃厚で すごーく美味しかった。 でも・・・ケーキ入刀が出来なかったのが ちょっとだけ残念・・・ なんて思ってたら 『まあまあ♡また、しよ?ね?』 『今度はホントの結婚式でな♡』 俺の心を見透かしたように 玲音と咲哉が笑って言った。 『・・・・・・・・・・・・・へ?』 ホントの結婚式・・・?? 『え・・・するの?結婚式・・・』 『もっちろん♪するよ~♡』 と、玲音。 『え・・・・・・・・・』 え・・・、えーっっ!? ってコトは・・・ ケーキ入刀、もう1回 出来んの?? やった・・・ 『そうそう♡盛大にな~♪』 と、今度は咲哉。 『え・・・・・・・・・』 ・・・・・・え? ちょっと待って? 盛・・・大に・・・?? 盛大・・・・・・ 『・・・・・・・・・』 盛大な・・・結婚式・・・ コイツらの言う「盛大」って・・・ 『・・・・・・・・・・・・』 ───こ、怖っ!! なんか、 とんでもなく恐ろしいコトになりそうな予感・・ しかしないっっ!! 『い、いいいややややっ!! 俺は質素で地味なのが いいですっ!』 『えーっ?』 『地味ぃ?』 『そ、そう! な、なんなら3人だけで、でも・・・!』 『『─────!』』 俺の言葉に、なぜか 玲音と咲哉の目がキラーンと輝いた。 『───、へぇ~?』 『3人だけで・・ねぇ』 『・・・・・・・・・へ・・・?』 『みっきー』 『みーぃー』 ニヤニヤ笑いながら、にじり寄ってくる2人。 『───っ!な、なに・・・っ?』 『うふふ~♡』 『ふははー♡』 『・・・・・・っ・・・??』 な、なんだ? その悪い顔の意味するトコロは・・・! 『3人だけでしようよ♡』 『今から・・・・こ・こ・で♡』 『・・・・・・・・・・・・・・・へ・・?』 今から? ここで? な、なにそれ・・・ 『ねぇ?みっきー♡』 『なぁ?みぃーぃ♡』 ニヤニヤ 『──────!!』 ぞわわ・・・っ!(←鳥肌) 目・・・目が・・・ 目が笑ってませんけど!? なんか・・・ なんだか・・・ とんでもなく恐ろしいコトになりそうな予感・・ しか・・・しないんだけどっっ!!

ともだちにシェアしよう!