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意外な展開。
この2人が こんなに あっさり引き下がるハズはない。
きっと何かを企んでいる!
頑張れ、俺!
負けるな、俺!
自分にエールを送る俺。
だけど・・・・
玲音と咲哉の態度は やはり意外なモノで・・・。
『そうだよね。みっきー、腰 痛いんだし
無理したらダメだったね。』
『・・・・そうだな。みー、悪かったな。』
しおらしく頭なんか下げてきたりして。
『『ごめんね(な)・・・・』』
しかも、謝ってくるとか。
『・・・・・・・・・・・。』
んん?
あれ?
おかしいな・・・・。
まさか・・・ マジなの?これ。
いや・・・・!
そんな・・・・・そんなハズは・・・・
でも・・・・。
頭を下げたままの2人を見て、なんとも居たたまれなくなる俺。
2人ともチン○ン、モロ出しのまんまだから
(あ、俺もか。)ってのもあるんだけど。
さてなー、どうしよっか。
騙されてるって決めつけて
変な邪推をしてしまった・・・・のか?
謝った方がいいのかな?
・・・・とか考えてたら、深々と頭を下げていた玲音が顔を上げた。
『みっきー』
『な、なに・・・・?』
『許してくれる?』
『へ・・・・ !?・・・あ!ああ・・・うん。』
『みー。俺も・・・許してくれ。』
『・・・・あ、うん。もちろん。』
真面目な顔をした2人に、勘違いしていた後ろめたさもあって すぐに頷く。
すると、2人はホッとしたように笑った。
『じゃあ、俺たちは隣の部屋にいるから。』
『ゆっくり休めよ。』
『あ、うん・・・・・』
ひらひらと手を振って、本当に2人は部屋を出ていってしまった。
『・・・・・・・・・・・・マジか。』
意外な・・・・まさかの展開。
『あ・・・・服・・・・・・・・』
俺、すっぽんぽんなんだけど・・・・・・。
その辺を見回すけど服は見当たらない。
『・・・・・ま、いっか。』
寒くないし。
この布団、肌触りいいし。
全裸のまま、布団を被る。
そうして、複雑な思いを振り払うように 無理矢理 目を閉じた。
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