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追い詰められた俺。

『みみみみ見んじゃねーっ!///////』 慌てて、起き上がって膝を抱えて、大事なところを隠すようにして座る。 『見るな?あはは。無理~。』 『・・・・・・・・//////っっ』 玲音が、片足をベッドの上に乗せてくる。 『───っ ////!く、来んなっっ!////』 『それも 無理~。』 両足が乗った。 ベッドが玲音の重みでギシリと音をたてる。 そして、近づいてくる・・・玲音。 ヤ、ヤバい・・・・! これは非常にヤバいのでは・・・ !! 『れれれ玲音っ!待て!落ち着けっ!』 『ん?俺は落ち着いてるけど?』 じりじり 寄ってくる玲音。 じりじり 後退りする俺。 しかし、ここはベッドの上。 逃げられる範囲なんてたかが知れている。 あっという間に 俺は、端っこに 追い詰められてしまった。 俺を間近で見下ろす玲音は・・・・ものすごく わざとらしく、にこーっと微笑んで・・・・ 『じゃあ・・・その気になった みっきーの為に ・・・・一肌 脱ぎますかーっ !!』 と叫ぶと、上の服をすぽーんと脱ぎ捨てた。 『・・・・・へ・・・/////?』 脱ぐって・・・・・・そっちなの !? そっちなの??? 『さあ、みっきー。 俺が気持ちよくしてあげる。』 『・・・ひぃっ!いいっ!いいです!』 必死で暴れると、玲音がハッとしたように 俺から離れた。 『あ・・・・・・、そっか・・・・』 『・・・・・・・・・・?』 『そっか・・・・そうだよね・・・・゙』 え? あれ? 分かって・・・・・くれた? だって!さっきも やめてくれたしな !? 今だって・・・・・・きっと・・・・! 喜びに包まれた俺だけど・・・・ それは ほんの一瞬だった。 『咲哉も呼ばなきゃね?』 その、ひと言で・・・目の前が真っ暗になる。 ぬか喜びだった。 「人生、そんなに甘くない」 その言葉を、嫌って言うほど思い知らされたのだった・・・・・。

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