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みっきーの誕生日☆98
『つ、使う?使っちゃうぅ?』
『リアルチ◯コ!チン◯ッ!』
はあはあ
ふがふが
鼻息荒く迫り来る2人 。
『────っっ!ぎょわあぁぁっ////!!
使わないっ///!!絶対 使わないーっっ!!
離せっ!バカッ!アホーッ///!!!』
その気になった2人を止めることなんて
出来ない・・・だろうけど
このままヤられるワケにはいかない・・・っ!!
必死で暴れ、抵抗する。
すると、
意外にも2人は・・・
ケラケラ笑いながら俺から離れた。
『・・・・・・っ・・・?』
あ、あれ?あっさり・・・
もう、終わり・・・?
『ふふ。まあ、今はやめとこうかな~♪』
『楽しみは「いつか」にとっておこう♪』
『ねー♡』
『なー♡』
と、顔を見合せ、ニターッと笑う。
『・・・・・・・・・・・・』
今は・・・・・・・?
いつか・・・・・・・?
ってコトは・・・
いずれ・・・そのうち・・・
おそらく・・・きっと・・・・・
今じゃなくても結局
ヤられるってコトじゃんかっ!
呆然と固まる俺を前に
ベッドからぴょんっと下りた2人は
リアルバナナを布でぐるぐる巻きにして
持ってきていたカバンに入れると
『じゃ、俺たち朝ごはん作ってくるね♪』
『みーとママさんとパパさんの分もな♪』
そう言って 不気味なくらいご機嫌な様子で
部屋から出ていってしまった。
『・・・・・・・・・・・・』
ど、ど、どうしよう・・・
こ、このままでは・・・俺は・・・
あ、あの・・・リアルなフル勃起バナナで・・・
いつか・・・・・
そのうち・・・・・
ぎゃ────っっ////!!(←想像した)
い、いやいやいや/////!
ないないないっっ////!!
と、とりあえず・・・
今のうちに・・・・・・
・・・・・・・・捨てちゃう?
そうだ!
今なら、ぐるぐる巻きにしてあるから大丈夫!
今なら触れるっっ!
よし!そうと決まれば・・・!
急いで カバンを開けようとした
その時・・・
『みっきー、もうすぐ ご飯できるよ~♡』
タイミングよく
ドアが開いて玲音が顔を覗かせた。
『──────っっ!!!』
え!も、もう出来たの??
早くね?!
『ん~?あれぇ?どうしたの?みっきー』
『・・・・・・・・・え?あ・・・あの・・・』
ど、どうしよう!!
捨てようなんて思ってたのがバレたら・・・・
今すぐヤられる!!
『あれ?みっきー・・・・・もしかして・・・
ソレ、捨てようなんて・・・・・』
ギクッ!
『お・・・思ってませんっっ!
全然まったく思ってないですっ!!』
『──そぉ~ぉ?ならいいけど。
もし、捨てようなんて悪い事、考えたら
お仕置き・・・だからね?』
『───っっ!!お・・・お仕・・置き・・・?』
『ふふっ。
1日で何回デキるか新記録に挑戦!とか~
みっきーが1日で何回イけるか、とか~
もちろんアレも使って・・・ね?うふふふ♪
い~い?』
『─────っっ!』
か、顔・・・・・っ!!
顔が怖っっ!!
マジだ・・・・・!
捨てたらマジで ヤられる・・・・・!!
『や、やだなぁ・・・・・
捨てたりなんかしないよぉっ!』
必死で 笑ってごまかす。
ごまかすんだっ、俺っ!!
『そぉ~ぉ?ならいいけど。
じゃあ、もう ご飯だから下りてきてね♡』
玲音は不気味な微笑みを浮かべると
(ちなみに目はわらってなかった)
スキップをしながら出ていった。
『・・・・・・・・・・・・・・・』
こ、怖かった・・・・・
す・・・捨てたら、お仕置き・・・
でも、捨てなかったとしても・・・
いつか・・・そのうち・・・
『・・・・・・・・・・・・』
がっくり。
どっちにしても
俺に逃げ道はないのか・・・・!!
『・・・・・・・・・・・・・』
キーッ!!
もーっ!
もーっ、もーっっ!!
ぐうぅぅぅぅぅー
怒っていたら、お腹がなった。
『・・・・・・・・お腹・・・すいた・・・』
仕方ない。
着替えて下に下りよう・・・
着替えるため立ち上がると、ふと
ベッドの上で幸せそうに横たわっている
抱き枕が目に入った。
『・・・・・・・・・・・』
も、もーっ!
バカッ!アホッ!!
玲音の顔と咲哉の顔を交互に
ポカポカと叩きまくって
ちょっとだけスッキリ。
よし!
これからはストレスが溜まったら
コイツらで発散しよう!
アレのコトは とりあえず・・・・・
考えないコトに・・・・しよう。
「いつか」が
出来るだけ来ないコトを祈ろう。
みっきーの誕生日☆おわり
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