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コスプレ☆4
やっぱり・・・だけど、
だからって
「うん」なんて誰が言うもんか!
ここは断固拒否だっ!
『着ないっ!着ない着ない着なーいっっ!
ぜーったい着ないからなっ!』
力いっぱい叫び、2人を押し退ける。
押し・・・退け・・・
押し退け・・・ない・・・・。
く、くそぉ。
『えー。見てみたいな~♪』
『俺も見てみたい~♪』
『見なくていいっ//// !!』
くそぉ。
ソファーに追い詰められてるせいで、
に、逃げ場が・・・・ないっ!
『じ、自分のクラスの誰かに着させろよ!
俺、関係ないじゃん!』
『えー。だって、今 見たいんだもん。』
『今すぐ、見たいんだもん。』
『もん、とか言うな。可愛くないから!
特に 咲哉!キモい!』
すると、キモいと言われたハズの咲哉が
なぜか嬉しそうに にっこり(不気味に)笑う。
『そうか・・・でも。
その点・・・みーは 可愛いよなぁ♪』
『そうだね。咲哉はキモいけどみっきーは可愛いよね♪』
『は?・・・・・か、可愛くないし///。』
あ、あれ?
なんか、話が嫌な方向にいってる気がする・・・
『可愛い・・・・みっきー』
『可愛い・・・・みー』
さらに迫ってくる2人。
顔が間近に来たせいで、鼻息が俺の顔にかかる。
『・・・・・・・・・・っ・・・』
こ、怖い・・・・。
怖いよーっ!
『みっきぃ・・・・・』
『みぃ・・・・・・・』
てっきり変態スイッチでも入ったのかと思ったら・・・急に悲しげな顔に変わった2人が、俺の名前を切なそうに呼んだ。
『・・・・?・・・な、なんだよ・・・・・』
急になんだ?
『『どうしてもイヤ?』』
真剣に聞いてくる。
『イ、イヤに決まってるだろ・・・!』
ここで流されたらいつもと同じだ・・・と、心を鬼にして そう答えると・・・・2人は、途端に目を うるうると 潤ませ、しょんぼり俯く。
『分かった・・・・・・』
『仕方ないな・・・・』
『え・・・・・・・・?』
あ、あれ?
『ごめんね・・・・』
『ごめんな・・・・』
『・・・う・・・・・・///』
なんだか2人が 弱った大型犬みたいに見えてきた・・・。
困ったな・・・、
この顔に弱いんだよなぁ・・・俺。
はっ!
ダ、ダメだ!
流されるな、俺!
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