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コスプレ☆13

『──── っ!~~っっ!!ふぐ・・・っっ !!』 不味い! 不味い!不味い!不味い! なんだ、これ! なんじゃ、これ! 玲音も咲哉も、いつも俺の射精(だ)したの飲んでる。なら、俺だって・・・・ 『・・・・・・・・・っ!』 の、の、の、 ・・・・の、飲めない・・・っ  とてもじゃないけど、こんなの飲めないーっっ! とは言え、吐き出すのも悪い気がして、どうする事も出来なくて オロオロしていたら、目の前にティッシュが差し出された。 『わわ、みっきー、顔 真っ青。』 『無理しなくていいから、これに出せ』 まさに救世主! 口の中にある事さえ限界だった俺は、悪いと思いつつもティッシュに全部を吐き出した。 『・・・・っ、・・・っ・・・ご、ごめ・・・・』 『いいって~。美味しくないしね。』 『悪い、悪い。つい気持ちよくて・・』 2人が、頭や背中を撫でて 労ってくれる・・・のが ちょっとだけ ツラい。 でも、やっぱり 飲める気は しない。 無理だ。無理。 絶っ対、無理。 っていうか・・・ 『お前ら・・・よく飲めるな・・・・うう・・・不味いぃ・・・』 まだ 口の中が変だ。 鼻に抜ける感じが、ものすごく気持ち悪い。 もう1枚 渡されたティッシュで舌をゴシゴシする。その様子を見ていた2人は、 『みっきーのは美味しいもん。』 『そうそう。甘いしな。』 なんて、とんでもない事を真顔で さらっと言う。 『・・んな バカな。』 美味しいワケない。 ましてや、甘いワケがない。 『ホントだよー。ね、咲哉♪』 『ホントだぞー。な、玲音♪』 『・・・・・・・・。』 本気で思ってんのか・・・・? だとしたら・・・ コイツらは正真正銘のバカだ。

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