───で、結局･･････ 俺のキレキレの推理で ちっちゃくなった直接の原因は判明したものの (なんでか すげー笑われたけど) なんで２人が こんな事をしたのかは聞けないまま･･ 『ね。みっきー、これ着てみて～♡』 『可愛いクマさんだぞー、みーぃ♡』 『はい、こっち向いて～♡』 『はい、笑って笑って～♡』 クマの着ぐるみばかり(黄色、ピンク、茶色)を 代わる代わる着せられ、写真を撮られまくり いつも以上のハイテンション、 いつも以上のしつこさに ちょっと(いや、だいぶ)うんざりしていた。 『まだ撮んの～？もーいいよぉ･･･』 『え～？なに 言ってるのー！』 『まだまだ全然 足りんぞっ！』 『えぇ～？』 もー。 なんか疲れちゃったよ････ いつもなら このくらい平気なのに ちっちゃいから体力も ないの？ ･････････かなぁ？？ 『ん～････････』 ････ダメだ････ ねむぅいぃ･･･ 『あれ？ みっきー、眠たくなっちゃった？』 『そっか。みー は今、体は子供だもんな。』 目が瞑れ、前後左右に船を漕ぎ始めた俺を ２人は優しく寝かしつけてくれて 頬っぺたに チュッとキスを落とすと･･･････ ベットを ピョンッと飛び降りて どこかに行こうとする。 『え･････、どっか行っちゃう･･･の？』 思わず、ポロッと出た言葉。 『『────え？』』 ２人が驚いて固まる。 『あ･････････』 言った自分が１番ビックリ。 なんでか 分かんないけど １人になるのが無性に怖くて、寂しい････ って、思ってしまった。 これも、ちっちゃくなったから･･･？ ･･････なのかなぁ？？？