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お洗濯☆終了
晩ごはんは、俺の大好きなオムライス。
とろとろの半熟玉子に、熱々のデミグラスソースたっぷり、ふわふわとろとろで最高に美味しかった。
大満足で 部屋に戻り、お腹を擦っていると・・・玲音と咲哉が奥から皿を手に出てきた。
『みー、デザートだぞー。』
『デザートだよー。』
『デザート・・・?』
『俺たちも みっきーをイメージしてトッピングしてみたんだ♪』
『え?俺を?』
『そう。』
と、言って置かれた皿には、真ん中にプリンが乗っていてその回りを囲むように・・・・・・チョコソースと輪切りにしたバナナが交互に並んでいた。
『・・・・チョコ・・・バナナ・・・。』
『そう!チョコバナナ♪』
『イエス!チョコバナナ♪』
『・・・・・・・・・・・・・・』
美味しそう・・・。
美味しそう、だよ?
でも・・・・
なんか悪意を感じるのは
俺の気のせいだろうか・・・・。
そんな事を考えていると
『みっきーと言えば チョコバナナでしょ!』
『みーと言えば チョコバナナだろ~!』
2人ごへらへらと嬉しそうに笑う。
『・・・・・・・・・・。』
やっぱり・・・・・・・悪意の塊だった(怒)。
言っても仕方ない、と 俺は黙ってスプーンを手に食べ始める。
うん、美味い。
プリンとチョコとバナナに罪はない。
美味しく頂くとしよう。
俺って大人・・・・・・!
俺がプリンを食べるのを 目を細めて見ていた玲音が、何かを思い付いた風に へら~と笑い・・・・・・
『みっきーに盛り付けて食べてみたいな~♪』
『おお!男体盛り、いや、みー盛りだな♪
それは素晴らしい!』
『でしょでしょ~♪』
爆弾発言、投下。
『ぶっ・・・・ゴホッ・・!な!お前ら・・・・・っ!』
そんな、食べ物を粗末にするような事・・・!
噎せながら2人を睨む。
『あ。大丈夫だよ?
残さないようにキレイに食べるから♪』
『ピカピカになるまで舐めつくしてやるから安心だ♪』
─── と、少し間があって
ふと真顔になった2人が ユラリ・・・と立ち上がる。
『みっきー・・・・』
『みー・・・・・・』
『・・・・・・・・・・・・っ !!!!』
イ、イヤな予感・・・・・・・・・っっ !!
『そろそろ寝よっか?』
『だな。ベッドに行こう。』
『・・・・・・・・・・・っっ !!
い、行かな・・・・・・・・っ・・・・』
『まあまあ♪』
『いいから いいから♪』
『いや・・・・っ・・・!ヤダって・・・!』
問答無用で寝室へ引きずられて行く・・・・
その後の俺がどうなったかは、
ご想像のまんま です。(泣
* * * カップケーキ & 洗濯・お わ り * * *
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