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放置プレイ☆2
『え・・・・・。な、・・・なに・・・これ?』
目の前で、怪しく光り、ぶらぶら揺れる物。
それは・・・・
『え?手錠だよ?』
『みー、見た事ないのか?』
玲音と咲哉が目を丸くする。
『え・・・・・?いや・・・・そりゃ あるけど・・・。』
もちろん見たって言っても、本物じゃなくて 刑事物のドラマとかで・・・。
悪い事した人が捕まる時にカシャンッて刑事にはめられるヤツ。
あれ、カッコいいよなぁ・・・・。
ん?
つーか、なんで手錠があんの?
本物・・・・じゃないよな?
いや、コイツらなら・・・あり得る?
いやいや、まさか・・・
『みっきー、手ぇ出して?』
『ん?』
『みー、こっちも手ぇ出せ。』
『んん?』
予想もしなかった手錠の登場に、ぼんやりしていた俺。
カシャンッ!!
という音で、ハッと我にかえった。
『え・・・・・?・・・えっ !?』
『ふふ。捕まえた~♪』
『逮捕だぞ、みー♪』
ニヤニヤ笑う2人の目線を追いかけると、
両手首に 片方ずつ、はめられた手錠が飛び込んでくる。
『え?え?ちょっと・・・なんだよ、これ !!』
『ふふ。変わった事しようって言ったでしょ?』
『そうそう。変わった事・・・・・・な。』
『変わったって・・・なにするつもりだよ !?』
『それはね・・・・・?』
『これからのお楽しみだ♪』
『・・・・・・っ・・・ !!』
はわわわっ!
変態スイッチが入ってる・・・・・っ !!
ど、どうしよう・・・・・。
嫌な予感しかしないんだけど・・・・ !!
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