211 / 700

放置プレイ☆3

『じゃあ、始めまーす♪』 『ほい、バンザ~イ♪』 2人は ルンルンと楽しそうに、俺の手をぐいっと引っ張って、頭の上にあるベッドの柵に 反対側の輪っかを それぞれ カシャンッ、カシャンッと はめてしまった。 『はい、完了~♪』 『準備OK~♪』 『・・・・・・・え? 』 な、なんで・・・ !? なんで、そんなトコに・・・・はめ・・・ 『・・・・・・・・・・・・っ!!』 って! まさにバンザイ状態で 固定された両手。 これじゃ手が動かせない・・・っ !! って、事は・・・・・? つまり・・・逃げらんないし、 抵抗も出来ないって事・・・ !? はわわわわわっ !! ヤバい! それは、非常に とってもヤバい! 『ちょ、ちょちょちょっと・・・っっ !!』 やっと事態を把握して、焦り出す俺を見て、2人は(顔だけは)爽やかにニッコリ笑う。 『心配しなくても大丈夫だよ?みっきー。 これ、シリコン製だから~♪』 『そんなに痛くないからな♪・・多分。』 俺をあやすように ニコニコ優しく、俺の頭を撫でる玲音と咲哉。 『・・・は、はぁっ??』 シリコン製? 多分、痛くない? なに、言ってんの・・・? なに、言ってんの?? なに、言ってんの !? 俺が心配してんのは、そこじゃな ── いっっ !!

ともだちにシェアしよう!