『あ、あの･････えーと････』 『ごめんねぇ････みっきー』 『すまんな、みぃー･･････』 ぎゅーっ ますます、しがみつく２人。 『･････え、あ･･･････あの･････💦』 わー！ うわわわわーっ！ ど、どどど どうしよう！ 『あ、あの････えーと･････ 　お、俺も えーと、ごめん･････？』 なんで俺が謝ってるんだろうか･･･ って、思わなくもなかったけど とりあえず、 とりあえず謝って様子をみてみる。 体はコドモだけど心は大人だから、俺。 大人だから、俺！ 『ごめぇぇん、みっきー』 『すまなかった、みぃー』 ぐす、ぐすすっと鼻をすする音･･･････ うっ･･････ ど、どどどどうしよう･････！ やっぱり泣いてるっっ！！ 『あ、あのっ････あのっ･････えーと 　なんというか･･･ 　そ、そこまで怒ってない･･･から 　な、泣かないで･････････？ね？』 今度は 震える背中を ぽんぽんしながら 優しく宥めてみる。 ────と、 『ホントっ！？』 『本当かっ！？』 がばっと顔を上げ、俺を見つめる その顔は･････････ 『･････････おい💢』 涙も なんにも出てなくて スッキリ爽やかな いつもの変態顔･･･ ってコトは････ ってコトは！！！ 『あああ！！だ、騙したなーっっ！！』 『あははははっっ！！』 『はははははっっ！！』 また、お腹を抱えて笑いだす２人。 ムッカー！ 『も、も、も────っっ！！ 　バカッ！アホッ！』 騙されたっ！ 騙されたっっ！ 俺もバカッ！アホッ！！ コイツらが あの程度のコトで 泣くワケがないって･････ よく考えたら(いや、考えなくても) 分かってたハズなのにぃぃぃっっ！！ 『もー！もー！知らんッ！！ 　お前らなんか馬に蹴られて･･蹴られて･････ 　ケガしちゃえーっっっ！！ 　うわぁぁぁん！！バカバカバカッッ！！』 『ごめんごめん、みっきー♡』 『すまんすまんっ、みぃー♡』 『うっさいっ！！ヘラヘラすんなっっ！！ 　ちっとは反省しろよっ！もーっ！』 枕を抱きしめ、うずくまる俺の背中を ２人が ぽんぽんしながら優しく宥めてくる。 (さっき俺がしたみたいに) 『ごめんね？でも大丈夫だから安心して？』 『･････････なにが･･･』　 『あの薬だよ。飲んでも体に害はないから』 『･････････はあぁぁ？なんで分かんだよ･･･？』 『うん。だってね･･？』 『俺たちも飲んだから』 『･･････････････････は？』 はい？ い、今･････････なんつった？？ 『飲んだ･････････？』 『『うん♡』』 『･････････え？の、飲んだの？？？』 『『うん♡』』 『･･････････････････』 え･････････ え･････････ えええぇぇぇぇぇぇぇぇっっ！？ な、なにしてんの！？ コイツら─────！！！！