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トイレエッチ☆3
『あ!あそこ空いてる!』
『行くぞ!みー。』
『え?あ、うん・・・!』
そこそこ混雑している店内を、人を交わし、物を避け、スイスイと進む2人について 席に座る。
やっぱ、慣れてるなー。
『お前ら ○ックとか来るんだ?』
『え?もちろん ♪』
『結構 来るぞ?』
『ふーん・・・』
なんか、面白くない。
俺とは・・・今日が初めてなのに。
ふて腐れて、オレンジジュースをゴクゴク飲んでいると、玲音が俺を見て、クスクスと笑う。
『なんだよ?』
何が面白いんだ?と、不機嫌な顔のまま聞く。
『んふふ。可愛いな~と思って ♪ 』
『は?』
また・・・。
可愛いとか、意味 分からんし。
『ふふ ♪ 可愛い。』
『だから、どこが・・・・むぐっ・・!』
ますます楽しそうに笑う玲音が、俺の口に ポテトを突っ込んできた。
『みっきー、美味し? 』
『みー、俺も俺も ♪ 』
咲哉もポテトを手に、俺へと差し出してくる。
『や、やめ・・////ここ、外っっ !!』
おかしいから!
男同士でこんなの、おかしいから!
目立つだろーが!
それでも、差し出されたポテトは食べた。
コイツら、食べるまで絶対 諦めないし。
そっちの方が目立つし。
(←学習した。)
キョロキョロと辺りを見回して見たけど、幸い、誰にも変に思われなかったようだ。
・・・やれやれ。
『俺たちもみっきーとつきあい出してからは来てなかったんだよ?すごく久しぶり。』
『へ?』
『最近は出掛けるより、みーと一緒に家にいる方が楽しかったからな。』
『・・・・・ふ、ふーん・・・////』
な、なんだ、それ ////
なんか、恥ずかしいじゃん・・・・///
照れ隠しに、オレンジジュースを飲もうとすると、もう残ってなくて、ストローがズコッと音をたてた。
『っ・・・・////』
もー!
なんだ、俺・・・!
動揺しすぎだろ・・・・///!
『ふふ。可愛い ♪
おかわり買ってきてあげる ♪』
『え・・・・・////』
玲音が俺の頭をよしよしと撫でてから、止める間もなく行ってしまった。
歩いていく玲音を見送っていると、
「マジ、かわいい ♪ 」と声がして、隣の席の女の子たちが 笑いながら 俺を見ているのに気づいて 慌てて俯いて顔を隠した。
バ、バレてんじゃん・・・////
どうしよう・・・・////
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