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文化祭☆1

楽しかった夏休みは あっという間に終わってしまった。 あれからも色んなところに出かけて、 ・・・・・・・色んなところてエッチな事をした。 花火大会、海水浴にプール。 映画館は断固 許否したけど。 まあ、あれだ。 初デート以来、忘れられそうにもない思い出がだくさん出来たって事だ。 そして、始まった2学期。 2学期といえば、「文化祭」 この学校 最大のイベントだ。 始業式の次の日から、文化祭に向けての準備が始まって、ソワソワして落ち着かないような、ウキウキ浮き足立つような「祭りの前」独特の雰囲気に包まれている。 俺たちのクラスは模擬店だから、バナナとチョコレートの手配が済んでしまえば、看板を作ったり、教室を飾る物を作ったりするくらいで そこまで忙しくはない。 でも・・・・・ 『みっきー、今日も一緒に帰れなくてごめんね !?』 『みー、1人でにして、すまん !!』 『う、うん・・・・頑張って・・・』 『ありがとう!じゃあね!』 『サンキュー!また明日!』 『また明日・・・・・』 玲音と咲哉は 実行委員だから、すごく忙しそうだ。バタバタと教室を出ていく。 うん。 仕方ない。 仕方ないよな。 そう自分に言い聞かせる。 夏休みは、ほとんど毎日 一緒にいたから・・・ 2人が傍にいるのが当たり前になってたから、 ちょっと・・・ ううん、かなり寂しいけど。 忙しいながらも、委員会の仕事に行く前には 必ず俺に会いに来てくれる。 寝る前には、必ず電話もくれる。 だから、ガマン。 週末には泊まりに行けるんだし。 ガマンだ、俺。

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