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クッキーの正体♡

食卓のテーブルに並べられた3種類のクッキー。 玲音、咲哉、そして・・・・・・・・・・・俺の。 『え・・・・・えっと・・・・・・』 なんだろう、これは・・・・・ 俺たちの、っていっても かなりアニメ調にデフォルメ?されてて あんまり面影ないけど 目なんか、顔の半分くらいあるし やたらキラキラしてるし。 でも、ここまで仕上げるのは それなりの苦労があったハズ。 悪ふざけにしては やたらと手が込んでる・・・・し。 つーか そもそも母さんが俺をからかったり 遊んだり・・・・・・・なんて ( 玲音と咲哉みたいなコト ) しないだろうし。 ───じゃあ・・・・・?? 『あの・・・・・・母さん・・・・・  これは・・・ 一体・・・・・・・・・・・??』 これは、多分 考えても分かんない。 とっとと真相を聞いてしまおう。 クッキー早く食べたいし。 (あ。顔 描いてないヤツ、ね。) ってなワケで聞いたのだけど 帰ってきた言葉は、 予想外・・・・・・・・・・・というより 俺の予想の斜め上をいく かなり ぶっとんだモノ・・・・・だった。 『ああ。これは~結婚式配るお菓子よっ♪』 ニコニコ、嬉しそうに 別の藤のカゴの中から キレイにラッピングされたクッキーを 取り出す母さん。 『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・は?  け、結婚・・・・式?』 『そう、結婚式♪』 結婚式・・・・・で、配る・・・・・?? これを? これを!? 『え・・・・・。ちょちょちょ、待って??  結婚式って!・・・だ、誰の?誰にあげるのっ?』 『え?誰のって・・・・・・・・あらぁ~っ!?  やだやだっっ!聞いてないの?!  あなた達3人の結婚式で  招待客に配るに決まってるでしょー?』 ニコニコ、嬉しそうに 今度は結婚式場のパンフレットを 見せびらかしてくる母さん。 『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・は?    ─────ははははああああっっ???』 さ、さささ3人!? 3人の結婚式っっ!? 3人て・・・・・ 3人っって! お、おおおお俺たち 3人っっ!? 『・・・・・・・・・・・え・・・・えええええっ!?  ちょちょちょ、まっ!!まっま・・っ!  ま''っっ・・・・・・・ぐっ、・・・・ゲホゲホッ!  な、なにそれっ!なにそれ!なにそれっっ!』 『あらやだ、大丈夫~?もう!  ・・・・・・ホントに聞いてないの??』 『・・・きっ、・・・・っ・・・・っっ!!』 き、聞いてない! 聞いてないっ! 聞いてな───いっっっ!!! 結婚式っ!? なにそれ! なんなの、それぇぇぇっっ!!

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