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仏になる変態たち
『あ、あ、あの・・・・、えっ・・・・えぇ??
な、なに?お前ら、大丈夫??』
『え?あはは。うん、大丈夫だよ~♡』
『ああ。幸せを噛みしめてるだけだ♡』
さらに ギューッと抱きつく2人。
そこに、いつもの厭らしさは
微塵も感じない。
『・・・・・・・・・・・/////////』
え・・・・
えっと・・・・
なんでしょう、これ・・・・
怖い・・・・
怖い!!
いつもいつも人の都合なんて考えもしない
万年発情期の変態が・・・・こんな・・・・/////
こんな・・・・の・・・・
怖っっ!!!
なにこれ!
変態なら変態らしく
いつもみたいに襲ってこいよっ!!
─────は?
あれ?
は?
はああああっ!?
いやいやいや!!
なにを・・・・/////
なに言ってんだ、俺っっ////!!
襲ってこい、とか!!
なに言ってんの?!俺っっ!!
違う、違うっ/////!
そうじゃなくてっっ!!
『はああ♡みっきー、好き♡』
『ああ♡みー、大好きだぞ♡』
『・・・・・う・・・//////』
い、いや・・・・/////
いやあああっっ/////!!
ちがーうっ!!
なんか ちがーうっ!!
も、もう・・・・もうダメ!
は、恥ずかしい・・・・っ!
居たたまれないぃ・・・・!
お願いだから
仏みたいにならないでぇぇ!!!
プリーズ変態!
カモーン変態!!
いつもにもなく、しおらしい変態に
頭の中は 大パニック!
そうするコト、数分───
( 気持ち的には数十分・・・・)
石のように固まる俺の頬に
優しく触れるだけのキスを落とした2人が
耳元で・・・・そっと囁いた。
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