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成長した みっきー(笑)
『んふふ♡』
『ふはは♡』
ぺろり、
舌舐めずりしながら迫ってくる2人。
ここは、ベッドの上。
当然ながら押し倒されている俺。
『・・・・・あ、あの・・・っ、きょ、今日・・・・・
月曜日なん・・・だけ・・ど・・・・・』
そんなコトくらいでやめてくれるとは思わない
けど・・・・・ダメ元で言ってみる。
『ん~?そうだね♪』
『ああ、そうだな♪』
予想どおりの軽~い返事。
気にしてる様子はこれっぽっちも──ない。
だよね・・・・・
ヤる気になった コイツらを
止めるコトなんて出来るワケがない・・・・・
あ~あ
明日、俺・・・・・まともに動けるかな・・・・・
あ。
たしか体育があった・・なぁ・・・
うー・・・・・
まあ、いっか。
ダルかったら見学しよ。
よし。
逃げられないなら
ムダな抵抗(体力の消耗と筋肉痛の根元)はせずに
早く終わらせないと。
それが1番得策!
うん。得策、得策♪
はー。
俺も成長したなぁ♪
まあ、
コイツらがアホだから
俺が大人にならないとな!
覚悟を決めた俺は、力を抜いて
ギュッと目を瞑った。
───さあ、来い!
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