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バレンタイン☆19

『じゃあ、まずは温まろっか ♪ 』 『今日は泡風呂にするからな ♪ 』 『え・・・・!泡風呂 !?』 すごいっ! 朝から なんて贅沢な・・・! つーか、楽しそう・・・! お風呂好きな俺は 色々 気になってた事を すっかり忘れて 「泡風呂」に心奪われてしまう。 『いくよ~ ♪ 』 『いくぞ~ ♪ 』 玲音がシャンパンみたいなボトルの中身をお風呂の中に入れ、咲哉が蛇口を捻る──と、すぐに表面に もこもこ と 泡がたち始め、甘い薔薇の香りが浴室を満たしていく。 『わぁ!すごい!あわあわ~っ! すごいっ、いい匂い~っっ!』 はしゃぐ俺を笑って見ていた2人は お湯がいっぱいになったところで お湯を止め 俺の手をそれぞれ 取った。 『さ、入ろっか?』 『入るぞ~?みー』 『うん!』 3人一瞬に お湯の中へ。 『気持ちいー ♪ 』 『よかった、喜んでくれて』 『朝風呂もいいもんだなー』 肩までつかって、いい匂いに包まれて ほぉ・・・と息をつく。 ホント、気持ちいい・・・ 浴槽の縁にもたれて、 暫し お湯を堪能。 ヤバい・・・・ 俺、ここだったら1日中 居られそう・・・ でも・・・ ひとつ残念なコトは・・・ ずっと入ってたら 逆上せちゃうんだよなぁ・・・ ああ・・・ 逆上せそう・・・ ぼんやり目を開くと 目に入ったのは バスマットと そこに置かれた 怪しいモノたち。 ・・・・・・うーん・・ きっと アレを使って・・・ スるのかなぁ・・・ うーん・・・・ 見なかったコトにしよ・・・ 俺は現実から目を反らし、 またゆっくり目を閉じて 甘いバラの香りを 胸いっぱいに吸い込んだ。

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