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ますます困惑するみっきー

1回ずつ、だったとはいえ 疲れてウトウトしていたらしい 『みっきー、出来たよ~っ♡』 『待たせてすまんな、みー♡』 テンション高めの2人の声で 自分が寝ていたコトに気づく。 『ん・・・・?  ・・・・・・・・あぁ・・・・  ・・・晩・・・・ごはん・・・?  ・・ふぁぁ・・・・・・』 大きな欠伸の後、伸びをして ゆっくり起き上がる。 『・・・・・ありがと・・・』 ん? 反応のないコトを不思議に思って 見上げると・・・・ なんでか2人は目を見開いて 固まっていた。 『・・・・・・・・?』 え、なに? どした?? 『・・・・玲音?咲哉?』 『・・・・あ、ごめん』 『すまん、すまん』 ハッとした2人は俺の手を取って 立ち上がらせてくれる。 その間も瞬きもしないで ジーッと俺を見つめている。 『・・・・・・・・な、なに?』 俺の顔・・・・なんか変? なんか ついてる?? 目ヤニ?ヨダレ? 鼻み・・・いや、全部ヤバいじゃん! 擦ろうにも両手を取られてるから どうにも出来なくて ただただ焦る。 そんでもって この間も ずっと見つめられてるもんだから 尚更・・・なんである。 『・・・・え、なに?なに?』 見つめ続ける2人の顔が どんどん近づいてくる。 わ、わわわ///💦 やめて、恥ずかしいっ//// 思わず仰け反る───と チュッ 唇の両端に落とされたのは ・・・・キス 『・・・・へ////?』 な、なに? なんで??💦 今度は俺が ポカンと2人を見つめる番。 ──と、頭より先に起きたらしい 俺のお腹の虫が 〝ぐきゅるるるる〟と 派手な音で鳴いた。 『あ・・っ、・・っっ//////』 は、恥ずかしい・・・・//// なんでいつも空気読まないんだよ 俺のお腹・・・・////💦 『あ、ごめんごめん。  お腹すいたよね、降りよっか』 『すまんな、みー。  腹減ったよな、早く食おう!』 『そ、それはいいけど・・・・』 なんだったの、今の・・・・ 『ん~?なんだろ・・・・  なんか みっきーが可愛くて♡』 『そうなんだよな・・・・  いつも以上に可愛くってな♡』 とか言いながら もう一度、唇の端に チュッと キスを落とした2人は 幸せそうにへにゃりと笑って 俺の手を引いて歩き出す。 『・・・・・・・・/////』 えぇ・・・・? なにそれ・・・・ なにその笑顔・・・・ なんか いつもより いつも以上に カッ カッ・・・ カッコイイ ・・・・/////// や───///// なにそれ 反則だろ、こんなのっ/////!!

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