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困惑するみっきー

───それから まあ結論から言うと ヤるコトはヤッたワケです。 ええ。 当然ね。 いつもどおり。 ええ。 ヤリましたとも なんと、1回ずつ・・・ ええ、1回ずつです。 1回ずつ。 ええ、間違いなく。 その1回も えーと なんと申しますか えーと・・・・ それはそれは 穏やかに? 大人しく? ・・・・そう、 いつものように ガッつくコトもなく 意地悪されたりもなく ただ ひたすら優しく・・・ だった・・・・・のですよ。 ・・・・・はて? んん?? そんなこんなで、 ヤリ終わった後は─── 『あ~、も~可愛かった~♡』 『ああ、最高に可愛かった♡』 丁寧に体を拭かれて (ガッつくコトもなく 意地悪されるコトなく) きちんと部屋着を着た状態で ベッドの上で左右から 抱きつかれております・・・ 『・・・・・・・・・・』 はて?? いや、 いいんだけど いいんだけど・・・・・ いいんかい?? ってな疑問が残るワケですよ。 だって 絶対 満足してないだろ・・・ って・・・・・ 聞かない方がいい?? 聞いたら 変なコトになりそうな 予感しかないけど・・・・・ でも気になる・・・・・ よし、聞こう。 『あ、あの・・・さ・・』 『あ、お腹空いたよね?』 『だな。何が食べたい?』 『え・・・?あ、あー・・・・』 『みっきーが1番 食べたいの言って?』 『俺たちが腕によりをかけて作るぞ♡』 え? なんか ご機嫌・・・? 『・・・・・』 じゃあ わざわざ地雷踏むコトもない・・ ・・・よな? お腹も空いてるし。 食べたいモノかぁ・・・ んー んー あ。 よし、 『じゃ、じゃあ・・・ 『『オムライス』』』 『・・・・・っ?!』 ハ、ハモった・・・・? 『いえ~い♪当たった~!』 『いえぃ♪さすが俺たち!』 嬉しそうに ハイタッチする玲音と咲哉。 『じゃあ出来たら呼ぶから♡』 『ゆっくり横になってろよ♡』 と、ベッドから飛び降りると ドタドタと下へ降りて行った。

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