477 / 700
進級☆16
2人の後ろから、いつもの まったりタイムの指定席、ソファーに戻ってきた。
玲音と咲哉の間に挟まれて 座ると・・・ホッとして、すごく落ち着く。
『あ、そうだ。みっきー』
『・・・・・・・ん?』
『今日の晩ごはん、一緒に作るか?』
『・・・うん!作るっ作るっ!』
『クリームシチューにしようか~』
『わー!うん!大好き!』
『じゃあ、決まり ♪ 』
『一緒に作ろうな ♪ 』
『うんっ!』
最近は、簡単なメニューの時は 時々
3人で一緒に作ったりしてて
これが すっごく楽しくて!
色々 教えてもらって
ちょっとずつ料理の楽しさに
目覚めてるところなんだ。
『あとは何か食べたい?』
『えー?んー、からあげ・・・とか?』
『お。いいなー。肉。俺が揚げよう』
『サンキュー 咲哉 ♪ 俺も手伝う!』
『はい。これも決まりね ♪ 』
『・・・・・・楽しみだな ♪ 』
2人が 俺に向かって にっこり微笑む。
『うん!』
この時の俺は・・・・クリームシチューと からあげを作るのも食べるのも ただただ楽しみで、浮かれていた。
まさか玲音と咲哉が
あんなコトを考えていたなんて・・・
まったく全然 気がついていなかった。
ともだちにシェアしよう!