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憂鬱。
朝ごはん、おいしー。
いつもの朝ごはんだけど。
ご飯に味噌汁、漬物だけの朝ごはんだけど。
食べ出したら止まらなくて。
『おかわり!』
『あらー。よく食べるわね♪』
いつもはしない おかわりをして
朝から、自分でも驚くほどの量を平らげた。
でも・・・・・・、
お腹が いっぱいになると
昨日の事、そして今日これからの事を思って
途端に 憂鬱になる。
あー。
どうしよう。
会いたくない。
『学校 行きたくない・・・・・』
『あら。どうして?』
あ。声に出てた・・・・・。
『ちょっと調子 悪い・・・・かも。』
なんて、言ってみる。
チラリと母さんを見ると、これでもかってくらい
呆れた顔をして俺を見ていた。
『あんなに朝ごはん食べといて?』
『・・・・・・う・・・・・・・・・。』
そりゃそうだ。
あんなに食べといて、調子が悪いなんて
ありえないよな・・・。
『ほら、遅れるわよ。
とっとと準備して 行きなさい。』
『・・・・・はーい・・・・・・・』
仕方ない。
今日、休んだところで、明日も明後日もあるんだ。ずっと休むワケにもいかないし。
『光希。何かあった?やっぱり休む?』
1度は突っぱねたものの、気になったのか
母さんが心配そうに聞いてくれる。
うん。
心配かけちゃダメだよな。
『んーん。苦手な授業があるだけ。』
『そう?ホントに?』
『うん。苦手だからって逃げちゃダメだよね。
頑張ってくる。』
『・・・そうね。頑張って!』
『うん。』
よし!行くか。
会ったら文句 言ってやる!
・・・・・って、
出来れば会わずにすむのが
1番なんだけど。
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